維新が自民と連立合意、高市総理誕生へ 東海地方の維新議員や支援者に驚きと期待感

日本維新の会と自民党の政策協議がまとまり、21日にも高市新総理が誕生する見通しです。維新は閣僚は出さず、「閣外協力」を軸に政策協定を結ぶとみられます。
19日、愛知県一宮市の秋祭りに参加した比例東海ブロック選出で日本維新の会の杉本和巳衆院議員。
自民党との連立には慎重な考えでしたが、閣外協力は賛成だといいます。
「自民党は党内でも抗争があるくらい、いわゆる“大人の政治”。そういったら褒めていることになるが、我々はある意味で生真面目で誠実に、バカ正直にずっと政治をやってきているので、キツネとかタヌキがいっぱいいるような方々とどう接していくかという意味では、慎重にやっていくほうが大事ではないかと思います」(杉本和巳 衆院議員)
維新が連立合意の"絶対条件"のひとつに挙げたのが、「議員定数の1割削減」です。
削減対象とされるのは“衆議院の比例代表”で、比例で当選している杉本議員には“死活問題”ですが――。
「比例の削減になると思うが、何とか成就して、国会議員の数を減らして、そこから改革をスタートさせていかないといけない。『身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ』ということだと思っています」(杉本 衆院議員)
支援者は驚きと期待感

今回の動きは、支援者にはどう映るのか。
維新の党員で、杉本議員を支援してきた宮下知亜紀さんは、急展開に驚きつつも、期待感を示しています。
「驚きました。維新も急に決めて、そこにリスクを負ってでも入っていく、熱い思いにすごいなと率直に思いました。高市さん自身が、自民党を建て直すというか、中から改革をしていくとおっしゃっていて、そこに維新がグッと入って連立となると、非常にいいんじゃないかなと思います」(宮下さん)
維新を支持する名古屋の大学生も、今回の連立を前向きにとらえています。
「僕は賛成の立場。生まれてからずっと公明党との連立政権しか見ていないので、ここで政治に新たな血が入る、政治にスポットが浴びるという面では、僕たち若者にとっては政治に注目するきっかけになると思う」(維新を支持する大学生 千葉朱雀さん)
そして、維新の今後についても…。
「注目を浴びることで、維新の政策がいいと思う人が増える可能性がある。未来の議席数を変化させていくことはできると思う。この先の日本のために、維新はぶれずに軸を持ち、ポリシーを打ち出してほしいなと思っています」(千葉さん)