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津波被害や猛暑を乗り越えて… “浦村かき”は順調に育つ「身入りがよく追加注文してくれるくらい!」三重・鳥羽市

10.20(月)17:31
海水温の上昇や黒潮大蛇行の影響などで海産物が影響を受ける中…今シーズンの牡蠣の出来はどうなのか?取材しました。
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三重県鳥羽市浦村町ではきのう、恒例の「浦村かき初食い祭り」が、地元の施設「海の博物館」で開かれました。
養殖される「浦村かき」の出荷が、ことしも始まったことを広く知ってもらうために、養殖業者などで組織される実行委員会が開いた祭です。
きのうは町の内外から約1000人が訪れ、焼き牡蠣や蒸し牡蠣などに舌鼓を打っていました。
(浦村かき初食い祭り 中山陽平実行委員長)
「例年以上にことしの浦村のかきは、生育がよく漁獲量も多いと聞いている。初食い祭りを皮切りに、二度三度と浦村町に足を運んでいただければ」
津波被害など乗り越えて…身入りがよく順調!
今年は暑さの影響が大変心配されましたが、浦村湾では黒潮大蛇行が終息した影響なのか海水温が下がり、順調にカキが育ったと言います。
また、心配事としては浦村の養殖いかだはことし7月、カムチャツカ半島沖で発生した地震による津波で被害を受けたこともありました。
(浦村シーファーム 浅尾大輔さん)
「不安なことはたくさんあったけど、シーズン始まってカキは順調なので、僕らも順調です」
被害を受けた養殖イカダは、約1か月かけて復旧作業が進められ、すっかり元通りに。そして、10月初旬には無事にカキの出荷が始まっていたのです。
(浦村シーファーム 浅尾さん)
「身入りがよくて食べた後においしくて、追加注文していただいたくらい」
苦難を乗り越えた浦村カキ。出荷は、来年6月ごろまで続く予定です。