愛知県内の住宅街地下でリニア工事 今春本格スタート 実験線車両の一部に新型導入へ JR東海
01.01(水)03:00
JR東海は、リニア中央新幹線について今年春に、愛知県内の住宅街の下を通るトンネル工事を本格的に開始します。また夏ごろに新型の試験車両を導入します。
JR東海は去年、当初2027年としていたリニアの開業目標を断念しました。
愛知県内での工事も当初の予定より遅れていますが、今年春には春日井市の坂下非常口付近の住宅街などの地下でシールドトンネル工事を本格的に始め、地下約60メートルの場所を掘り進めます。
名古屋市内の地下でも春ごろに調査掘進が終了する予定です。
JR東海の丹羽俊介社長は、近隣住民に対する情報提供に努めるとともに、工事の安全や周辺住民の生活環境の保全に細心の注意を払うとしています。
また今年夏に、山梨県のリニア実験線を走る試験車の一部に新型車両を導入します。
新型車両の導入は2020年8月以来で、環境負荷の低減を目的としていて、詳細は2月ごろに発表するとしています。