【岐阜県】高山市のディープな楽しみ方 絶品ホットプリンとは?手軽に楽しむ弓道体験も
名古屋から特急列車で約2時間半の場所にある岐阜県高山市は、江戸時代に商人の町として発展した城下町です。
今なおその時代の面影を残す「古い町並」は、毎年約400万人が訪れる東海地方の人気観光地となっています。今回は、その高山で知る人ぞ知る、“ツウ”な楽しみ方を2つお届けします。
昭和の風情を感じる高山の「半弓道場」
まず最初にご紹介するのは、昭和4年(1929年)に開業した高山の遊技場「半弓道場(はんきゅうどうじょう)」です。その名の通り、短い距離で弓道を気軽に楽しめる施設となっています。
市内の繁華街に位置するこの本店は、95年もの間、地元の人々に親しまれてきた夜の娯楽スポットです。飲み屋をハシゴする途中に「ひと勝負!」と、半弓道場に向かうのが高山の人々にとってはおなじみの光景なのです。
明治時代に全国的に人気を博した半弓場や大弓場は、かつては日本各地に存在しましたが、今では非常に珍しいものになっています。
「半弓道場」「半弓場高山」のルールはとてもシンプル! 的に向かって1本ずつ矢を放ち、10本の矢の合計スコアを競い合う仕組みです。中心の黒点に近いほど高得点になります。50点以上を記録すると、得点板に名前を刻んでもらえるサービスも!
一見すると簡単そうですが、実際には意外と難易度が高く、腕の力も必要です。何度も弓を引くうちに筋肉が疲れてくるため、早いうちに高得点を狙うのがコツです。
「藍花珈琲店」のえごまソース香るあつあつプリン!
古い町並みに佇む蔵を改装した「藍花珈琲(らんかこーひー)店」は、1975年に創業され、旅行のお客さんにも人気の喫茶店です。
メニューには三代目のマスターが淹れるコーヒーに加え、夏限定の桃をまるごと使った桃ジュースや、ラム酒がかかった大人向けの壺プリンなど、魅力的なスイーツも豊富に揃っています。
特におすすめなのは、プリンとわらび餅を融合させたマスターオリジナルのあつあつプリン。飛騨名物の「えごま」をソースに使った香ばしい大人の新食感スイーツです。
高山の寒い冬にぴったりのスイーツとして考案されたそうですが、真夏でも食べたいというファンが多く、今では通年メニューとして提供されています。
珍しい体験とスイーツが楽しめるディープな高山旅へ出かけてみては?