13日、京都府南丹市で発見された子どもとみられる遺体について、身に着けていた服が行方不明の男児が着ていたトレーナーと、よく似ていることが分かりました。
14日午後5時前、京都府南丹市で見つかった遺体。
子どもとみられ、山林内で仰向けに倒れていました。
現場周辺の規制線の近くには、花やお菓子などが供えられていました。
衛星画像で見ると、発見されたのは林に畑が挟まれているような場所。
Q.普段は人は通らないか
「通らないね、誰も。魚釣りに入る人がいるかな。小さい子は、こんなところは歩かない」(遺体発見の現場付近に住む人)
Q.もし歩いている様子を見たら不思議に思うか
「(不思議に)思う。子どもがひとりでこんなところを歩くのは」(遺体発見の現場付近に住む人)
遺体を見つけたのは、捜索中の警察官
遺体を見つけたのは、捜索中の警察官でした。
「23日の朝、父親が車で安達さんを小学校に送り届けたのを最後に、安達さんの行方が分からなくなっています」(記者)
捜索の発端は、3月23日。
園部小学校に通う6年生、安達結希さん(11)が行方不明になったことです。
これまで、3月29日には小学校から北西に約3km離れた山の中で、安達さんの通学用のリュックを親族が発見。
12日には、安達さんが履いていたとされる黒いスニーカーと同じ特徴の靴が、小学校から南西に約6kmほど離れた国道沿いの山で見つかりました。
しかし遺体が見つかったのは、小学校から南西に2kmの場所。
小学校の辺りに比較的、近い場所でした。
遺体の身元は不明
13日に見つかった遺体の身元は、まだ分かっていません。
ただ、濃紺のフリースやベージュの長ズボンを身に着けていて、安達さんが当日着ていた「84」と書かれたトレーナーと同じだということです。
また警察によりますと、遺体は靴は履いておらず、土や落ち葉などで隠されたような跡もなかったといいます。
「結希くんではないことを願うばかり、複雑。他の方でも、遺体が見つかるのは、とても悲しい出来事。結希くんではないことを願っているだけ」(結希さんを知る人)
遺体は腐敗が進み、死後相当な期間が経っているとみられています。
南丹市教育委員会によりますと、小学校は13日夜、児童の心の安定を最優先に考え、14日の臨時休校を決めました。
保護者に「子どもたちを家庭で静かに過ごさせて下さい」と連絡したということです。
犯罪心理学の専門家は「状況に違和感を覚える」
今回、行方不明になった男児の通学用のリュック、また履いていたとされる黒いスニーカーと同じ特徴の靴、そして、靴を履いていない子どもとみられる遺体が見つかった場所は、それぞれ距離が離れています。
警察は事件と事故の両面について調べていますが、それぞれが発見された状況などについて、犯罪心理学の専門家は違和感を覚えると言います。
「今回の件、まだ事故・事件いずれの可能性ということも当然考えられる。ただ、やはり事故というふうに考えるには、あまりに不自然なことが多すぎるのかなと。事故のときに、全然関係ないところに遺留品が点在して、遺体とは別のところに(遺留品が)あることは、なかなか考えにくい。そう考えると、やはり事件性というものが現時点では否定できないのではないかなと」(犯罪心理学者 東京未来大学 出口保行副学長)
Q.遺留品が点在している。もし事件で第三者が置いているとしたら?
「全然違う所にいろんなものを置いていくことで、捜査をかく乱する。要はどこに焦点を当てればいいのか分からなくする目的は、十分考えられる」(出口副学長)
遺体は発見時、仰向けの状態
また遺体は発見されたとき、仰向けの状態だったと言います。
これについても――。
「事故の場合、遺体が仰向けで倒れていることはほぼない。靴を履いていなかったという情報もある。事故の場合、靴を脱ぐ必要性もないし、その(遺体の)周りに靴があるのだったら意味が分かる」(出口副学長)
Q.山から落ちて仰向けで倒れる事故のケースは?
「もちろん考えられないわけではないが、だとすればなおさら、靴がその場面になければおかしい。想定されるのは遺体になったあとに、そこに置かれた可能性は非常に高いと思う」(出口副学長)
警察によると遺体は埋められておらず、落ち葉などもかかっていなかったといいます。
もし第三者の介入があった場合、なぜ遺体を仰向けにしたのでしょうか。
「遺体をいろんなところに動かすことを、可能にしていたことは考えられる」(出口副学長)
警察は14日、発見された子どもとみられる遺体を司法解剖して詳しい死因や身元などを調べるとともに、事件に巻き込まれた疑いもあるとみて捜査しています。


