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「巧妙かつ卑劣」 結婚詐欺で女性6人から合計1億6000万円あまりをだまし取った男2人に実刑判決

08.27(水)17:08
マッチングアプリで知り合った合計6人の女性に結婚を約束し、現金1億円6000万円あまりをだまし取った罪に問われている男2人の裁判で、名古屋地裁は2025年8月27日、男2人に対し、実刑判決を言い渡しました。
起訴状などによりますと、いずれも名古屋市東区の無職、江尻舟一被告(51)と武田佑氣被告(33)は、2021年9月から、2024年3月までの約2年半の間に、マッチングアプリで知り合った、当時39歳から47歳までの女性合計6人に対し、結婚を約束して信用させ、「請け負っていた工事が期限よりも早く終わり、下請け業者に支払う工事代金が必要」などと嘘を言い、現金合わせて1億6244万円をだまし取った罪に問われていました。
8月27日の判決公判で名古屋地裁の吉田智宏裁判長は、「金策に奔走・苦慮しているかのように装い、助けになってやりたいとの被害者の気持ちや恋愛感情につけ込むなど、巧妙かつ卑劣である。被害弁償がなされていない上、弁償金を工面するために別の被害者に対する犯行に及んでいた面もあるなど、量刑上も大きく斟酌することはできない」などとして、江尻被告に懲役7年、武田被告に懲役4年を言い渡しました。