9月の大雨では、名古屋市内に約100か所ある雨を貯める施設「調整池」が機能しました。
【写真を見る】名古屋の記録的大雨から1か月 浸水食い止めた巨大トンネル「調整池」 現在も排水機能強化の工事… 2028年末から完全運用
特に大きな役割を果たしたのが「名古屋中央雨水調整池」です。名古屋駅周辺の地下50メートルでは、浸水対策のため約5キロにわたって整備が進められています。
このうち約4キロの範囲で、9月の大雨の際は約10万トン=25メートルプール約400杯分の雨水を貯めることができ、効果を発揮しました。
調整池の内部を特別に見せてもらうと…
10月8日、普段立ち入ることが出来ない内部の取材が特別に許可されました。
エレベーターでどんどん下っていくと…約2分30秒後、地下約50メートルに到着。一直線に伸びる巨大なトンネルです。直径は約6メートル。
(名古屋市上下水道局 南上雅史課長補佐)
Q.9月の大雨の時 雨水は入ってきた?
「こちらで工事が行われているので、安全に行うために上流1キロのところに仕切り壁があり、上流のほうに水をためている」
Q.ここは使われていなくて工事中だった?
「そうですね」
「雨が降っている時でも常に排水し続けられる」 2028年末から完全運用
現在、調整池に貯めた雨水を中川運河に排水するため、ポンプ所と接続するための工事が行われています。9月の大雨の際は暫定運用され、効果が証明されました。
名古屋中央雨水調整池の完全運用は2028年末から。ポンプ所とつながれば、排水機能が強化されます。
(名古屋市上下水道局 南上雅史課長補佐)
「雨が降っているときでも常に排水し続けられるので、被害を少しでも軽減できるのではないか」
着々と進む整備。しかし、こうしたハード面での対策で名古屋市内全ての浸水被害を防げるかというとそうではありません。


