ご飯のお供が“高級化”か…『海苔』の価格がここ数年で約1.8倍に高騰 背景に一大産地・有明海の栄養不足

 名古屋の老舗海苔店によると、ここ数年で海苔の価格は約1.8倍に高騰しているといいます。有明海の不作や雨不足の影響も指摘され、おにぎりなど身近な食品にも影響が広がっています。

■老舗海苔店でも続く値上げ

 名古屋市中村区にある創業95年の海苔問屋「荒木海苔店」。店頭には、焼き海苔や味付け海苔など厳選した国産海苔を中心に数多くの商品が並びます。そんな海苔は今や高嶺の花の存在となっています。

荒木海苔店・荒木社長: 「特に若い世代に海苔を食べてもらいたい。そこで発売した『のり子さんシリーズ』ですが、大変申し訳ないですが、700円に値上げさせていただきました」 2009年に486円で販売を始めた『のり子さんシリーズ』は、年々上がる海苔相場の影響を受けて、2024年には648円、さらに2025年5月には756円に値上げされました。

業者などに販売される海苔1枚当たりの平均単価は、2026年2月末時点で18.96円。5年前のおよそ1.8倍に高騰しています。

■要因の一つは有明海の不調

 値上げの要因の一つが、全国の海苔生産の6割以上を占める有明海です。 荒木社長: 「2024年までの3年間が、過去にないほど生産が落ち込んだ。今季もしっかりとした生産量をとれない可能性がある」 ここ数年、佐賀・有明海での育成が不調となっています。2026年2月に収穫された海苔は、本来の黒みが弱く、全体的に赤茶色になっているのが分かります。

海苔漁業者: 「色がない分、気持ち的に力が入らない。雨が降らないのが一番の原因だと思う」 2026年に入ってから雨が少なく、川から有明海に運ばれる栄養分が不足。佐賀県有明海漁業協同組合によると、有明海全域で色落ちが見られ、良質な海苔の生産量は約2割減る見通しで、今後も価格低下は期待しづらいといいます。 そのため、今シーズンも海苔全体の相場は下がらないとみられています。

この道95年の老舗も、この波にはあらがえず、今後の動向に不安を募らせています。 荒木社長: 「(コンビニやスーパーなどで)海苔を使わない商品がどんどん増えてきている。“海苔離れ”だけは一番懸念している」 海苔の価格高騰の影響は、食品メーカーなどにも広がっています。海苔の大手メーカー「山本山」は、2026年3月に焼き海苔など9商品を約2割値上げしました。 名古屋市中川区のおにぎり店「よってこ米!」も、有明産の海苔と米の価格高騰を受け、2025年5月に全品50円の値上げを実施しました。社長の鈴木康夫さんによると、2025年1月からの1年間で、有明産海苔の価格(100枚当たり)は、1520円から1880円へ上昇。今後も高騰が続く場合は、さらなる値上げも検討せざるを得ないと話しています。 2026年3月12日放送

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