立冬・冷え込んだ日に「朝うどん」人気 “みそ文化”の名古屋でカツオや昆布の優しい出汁 モーニングタイムはコーヒー1杯無料
立冬の朝 名古屋は今シーズン一番の冷え込み
7日の名古屋の最低気温は11.8度と、前日を2度ほど下回りました。通勤時間帯の名古屋駅前では時折冷たい北風が吹き、今シーズン一番の冷え込みに。
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(20代女性)
「すごく寒いです。風が強くて、冬に入ったなって感じがします」
(50代男性)
「きょうは寒いですね、急に冷えて。ちょっとこの格好はしまったな」
(20代女性)
「寒いのが苦手なので、マフラーしています」
(80代女性)
「手袋は外へ出てきて寒かったから。いまどきの季節らしいと思いました」
「名古屋のモーニングでうどんは面白いのでは」
この冷え込んだ朝に、体の中から温めてくれるのが「朝うどん」です。
名古屋市中村区の住宅街に、ことし7月にオープンしたうどん店「日和製麺」。朝6時に店を開け、通勤、通学途中の客を中心に人気を集めています。
(日和製麺 佐藤鉄朗店長)
「名古屋に朝うどんが(あまり)ないので、名古屋のモーニングで“うどん”でやっても面白いんじゃないかなと」
(客)
「(仕事へ)行く前にちょっと寄る。寒くなってきたので朝から温まります」
「ずっと夜通し仕事して、ここの一番の出汁を飲みたくて。きょうなんて最高ですよね」
かけうどん1杯が350円。財布にも優しい「朝うどん」です。
味噌文化の名古屋で“あっさり薄味”の勝負
(日和製麺 佐藤鉄朗店長)
「やっぱり最近は温かいものを皆さん頼みますね。(注文の)7割~8割は占めます」
出汁は毎日およそ60リットル用意しますが、そのうち50リットルを温かいうどんに使うといいます。最近の人気メニューは。
(客)
「かけうどん、温かいの。名古屋のうどんは味が濃いものが多いが、薄味で食べやすい」
味噌文化が浸透する名古屋で、あっさり薄味で勝負です。
(平岩記者)
「カツオや昆布などの優しい出汁で、全部飲み干せちゃう。麺もコシがあるんですけど、すごくのどごしがよくて、朝からうどん?って思っていましたが、これ全然いけます」
うれしいのは午前6時から午前10時半までは、うどん1杯につきホットコーヒー1杯が無料でつくモーニングタイムになります。
店がオープンして初めて迎える冬。「朝うどん」文化をさらに広げられるか、寒さも大歓迎のようです。
飛騨高山の朝市では豚汁が完売
(今井貴之カメラマン)
「午前8時半。高山市の奥飛騨温泉郷です」
岐阜県高山市から見上げる山も雪で薄化粧。本格的な冬の訪れの予感です。7日朝の高山も今シーズン一番の冷え込みで、最低気温は5.8度。観光客の服装を見てもすっかり冬です。
(長野から)
「寒いです。ことし一番の厚着をしてきました」
また、市内中心部にある名物「宮川朝市」では。
(出店者)
「風が強かったからいつもより格段に寒い。手袋、マフラー、膝掛け、ストーブがないと生きていけない」
通り沿いのおにぎりの店でも、あったかメニューをテイクアウトする観光客が目立ちました。
(東京から)
「朝すごく寒かった。みそ汁とかが体が温まる」
(おにぎり店「日々是好日」スタッフ)
「けさは寒かったので、豚汁を頼むお客さんが多くて完売です」
30人分用意した豚汁が、2時間ほどで完売に。
(兵庫から)
「めちゃ寒かった。温かいものが食べたくなる」