120年に一度です。一生に一度、見られるかどうかという貴重な花が名古屋で咲きました。どんな花なんでしょうか。
名古屋市北区の集会所の玄関先にある、黒竹。
よく見るとほかのものとは様子が違いますが、何が起きているのでしょうか。
持ち主の谷内尾さんに話を聞きました。
「幹から先が黒く色づく竹、『黒竹』。今年『黒竹』に変化があったので、なんだか変だなと思って調べてみたら花が咲いたということで、びっくりしている」(谷内尾豊一さん)
「黒竹」の珍しい姿に、近所の人も興味津々
30年前に知人から譲り受けたこの黒竹。
花が咲くことは、めったにないそうで――。
「早くて60年、普通は120年に一度花開くということが書いてあった。これは珍しい、見たことがない、一生の間に見ることはできないと思って」(谷内尾さん)
黒竹の珍しい姿に、近所の人も興味津々です。
「見たことない、気が付いた?」(近所の人)
「最初気が付かなかった」(谷内尾さん)
「珍しいものを見せてもらった、長生きしてよかったね」(近所の人)
「植物としては非常に面白い存在」
谷内尾さんは、どうして花が咲いたのか知りたいといいます。
「教えていただけるなら、植物学者などから詳しいことを聞きたいなと思っている」(谷内尾さん)
ということで、この花について専門家にきいてみると――。
「間違いなく竹の花。前回の記録が1908年ごろといわれており、『黒竹』の仲間が120年ごとに咲くと知られていて、ちょうど今がその時期」(豊田市 自然観察の森 副所長 河合洋人さん)
このとても珍しい花に、なんと開花予想がされていました。
「大体2010年ごろから全国で咲くことが認められていて、おそらく2028年~2030年くらいまでは咲くだろうと予想が一つ出ている」(河合さん)
種類も豊富な竹は、48年や67年周期で花を咲かせると言います。
さらに意外なことが――。
「実は諸説あるが、今のところは稲の仲間なので、いわゆる草の仲間。すごく大きくなるにもかかわらず、実は草の根の性質を持っている。植物としては、非常に面白い存在だと思っている。実際におそらく植物で、竹というグループが出来てきたのも、植物の中で比較的新しい方ではないかと考えられている。それがゆえに、いわゆる突然変異のようなものも、結構出やすいのではないかと言われていて、そういった面が一つ竹の魅力かなと考えている」(河合さん)


