日本の“原油調達事情”は劇的に変化… ホルムズ海峡が解放されても元に戻るには数年かかる?出光丸が名古屋港に到着

ホルムズ海峡を通過した原油タンカー「出光丸」が、25日名古屋港に到着しました。

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では改めて、出光丸のルートを確認してみましょう 。アメリカなどがイランを攻撃したのが2月28日です 。中東情勢が悪化する中、出光丸は3月16日にサウジアラビアを出港しました。

しかし、その直後からホルムズ海峡が封鎖され、出光丸をはじめとする日本関連船なども、同時にこのホルムズ海峡で身動きが取れない状態となりました。予定以上に長期化したため、多くの船は、食料や飲料水などをサウジアラビアの沿岸と、小さな船で行き来して調達していたということなんです。

劇的に変わった日本の原油調達事情

そして4月29日、ようやくホルムズ海峡を通過することができました。そこから4週間かけて5月25日、名古屋港に到着しました。

無事に到着した出光丸ですが、日本の原油調達事情は劇的に変わっています。イラン攻撃前は、ほぼすべての原油をホルムズ海峡を通過する中東産に依存していました。

それが6月からどうなるかというと、ホルムズ海峡を通過しない中東産の原油と、アメリカ産が増えることになります。

そして残りの不足分は、備蓄の放出で何とか補充している状態です。専門家によると、たとえホルムズ海峡が解放されたとしても、以前のような状況に戻るには数年かかるといいます。それは、中東の石油関連施設が破壊されているためです。

あと5日ほどで別のタンカーも日本へ

今回、運んできた原油200万バレルは約3億リットル。これは、日本で消費される0.6日分に相当する量で、「1日分に満たない量」のため、すぐになくなってしまいます。

そして、原油タンカー「ENEOS ENDEAVOR(エネオス エンデバー)」も今、日本に向かっています。サイズは出光丸と同じくらいで、現在は東南アジア付近にいるようです。

あと5日ほどで日本に到着する予定ですが、こちらも日本の消費量の1日分に満たない程度です。

日本の原油がいかに海外に依存し、頼り切っているエネルギー事情なのか、私たちは頭に入れておかなければなりません。

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