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手口を知っていたのに… SNS・ロマンス詐欺被害者の6割がそれでもだまされた 三重県警の調査で判明

04.25(金)11:25
三重県警が、SNS型投資詐欺やロマンス詐欺の被害者アンケートの結果を公表しました。被害者の約6割が、手口を知っていたのにだまされてしまったということです。

三重県警本部は、急増するSNS型投資・ロマンス詐欺の被害実態を把握するため、
被害者にアンケートを実施しました。
対象者は、2024年10月1日から25年3月31日の間に被害届を受理した120人のうち、調査に同意を得られた42人です。
その結果、約6割が被害を受ける前に、報道などでこのような詐欺の手口を知っていたと回答しました。
だまされた理由については、本物そっくりの偽アプリや話術など「だまし方が巧妙だった」と答えた人が約4割で、「自分が被害にあうと思っていなかった」と答えた人が約3割でした。
被害に気付いたのは、約半数が「資金を引き出せなくなったため」といい、家族から指摘を受けて気づいたのは2割ほどでした。
また、投資に関して、事前に周囲に相談した人は約1割にとどまりました。
被害者のほとんどが「周囲の人に相談していない」
三重県警本部は、今回の結果について、「被害者の約9割が周囲の人に相談していない。多額のお金を動かす時は、周囲や警察など、第三者の目を入れてほしい」と注意を呼びかけるとともに、この結果を今後の対策に役立てていきたいとしています。