“大人の運動会”で距離縮め 街ぶらも 名古屋市“初”の大規模婚活イベントに250人 「自治体がする婚活」という安心感も
22日、名古屋市主催の初の大規模な婚活イベントが開かれました。名古屋市の思惑とは?
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街のイルミネーションがきらめき、一段と高まってきたクリスマスムード。
名古屋市の小学校跡地では…
名古屋市主催の初の大規模婚活イベント。参加者は20歳から39歳の男女250人です。
(接客業 36歳女性)
「良い出会いがあればと思って。友だちみたいな親友みたいなパートナーができたらなと思って参加しました」
(小売業 30歳男性)
「(周りは)みんな結婚しています。子どももいるし。アウトドアな人が良い」
名古屋市に住む会社員の小出高之さん36歳。
(小出高之さん)
「30代半ばになって、妹も結婚して意識し始めた。(イベントを)知って参加してみようと思った」
年齢的な焦りがあるという小出さん。果たして素敵なお相手と巡り会えるでしょうか?
“大人の運動会”で距離を縮め…
(アナウンス)
「ここで3分間、チームでお話してください」
まずは自己紹介タイムで婚活イベントのスタートです。
(小出さん)
「趣味は写真を撮ることです。よろしくお願いします」(拍手)
参加者は、自分の名前や連絡先、そして好意を持った相手にメッセージが書けるようになっている『好印象カード』が渡されます。このカードが自分の気持ちをアピールする大事なアイテムに。
続いて、互いの距離感を一気に縮める狙いでプログラムされた玉入れや、フラフープリレーなど“大人の運動会”を楽しんでイベント前半が終了。
(小出さん)
「いろんな人と話すことができて、普段(たくさんの人と)関わることがないので、すごく良い機会」
「自治体がサポートする婚活」という安心感
そもそもなぜ、名古屋市が「婚活イベント」を開くのでしょうか?
(名古屋市子ども青少年局 齋藤雅悟課長補佐)
「若い世代では未婚化、晩婚化が進行し、少子化の大きな要因の一つになっている。名古屋市では今年度から出会いの機会の場の創出を目的とした婚活イベントを開催しています」
名古屋市の出生率はここ数年右肩下がりで、2023年は1.20と過去最低の数字になっています。
(参加者 33歳女性)「職場は飲み会とかも全然ないし、出会いがない」
結婚したい気持ちがあれども出会いがないという人は多く、自治体がサポートする婚活の取り組みであれば「安心」だという声が。
(参加者 30歳男性)「民間がやると男性が(金額が)すごく高い。市がやっている安心感もある」
イベント後半は、チームで西区の円頓寺商店街を散策です。
盛り上がっているチームもありますが、小出さんは…特にチームのメンバーとの会話もなく、最後尾で移動する姿が気になります。
うまくアピールはできたのでしょうか。そして…。
なんと38組のカップルが誕生 小出さんは…
(アナウンス)
「必ず投票はお一人さま2名を選んで投票して下さい」
好意を抱いた意中の人2人を投票しなければなりません。今回の参加者は男女それぞれ125人。果たして何組のカップルが誕生するでしょうか。
(アナウンス)「5番と207番」
なんと38組ものカップルが誕生。
(カップルになった26歳男性)
「もう一目惚れでした」
(カップルになった22歳女性)
「そうなの!?わからないこともたくさんあるので、友達からで仲良くできれば」
小出さんの番号は137番ですが…。アナウンスはあるでしょうか。
(アナウンス)「18番と137番」
勇気を振り絞って最後の最後に話しかけることができた女性と意気投合。見事、カップル成立となりました。
(小出さん)
「一番最後にお話しさせていただいた方で、もう少しお話したいと思い投票しました」
この名古屋市主催の婚活イベントの参加費は、男女ともに一人1500円。次回は1月19日に予定されています。