今年1月に愛知県豊田市で女性が殺害された殺人・放火事件。逮捕されていた男が13日、殺人と放火未遂の罪などで起訴されました。男からの激しい暴行や自宅への放火被害に遭ったという元交際相手の女性が取材に応じ、「自分も殺されていたかもしれない」と恐怖を語りました。
■「自分も殺されていたかもしれない」
北島卓被告(45)は今年1月、豊田市にある交際相手・小川晃子さん(当時42)の自宅アパートで小川さんの首を絞めて殺害し、寝室のマットレスに火を放った罪などで、13日に起訴されました。
数年前に交際していたというちひろさん(仮名)は、「自分も殺されていたかもしれない」と話します。 ちひろさん(仮名): 「鳥肌が立ちました。対応次第では殺されていたと思う」
毎日食事に誘われたり、電話がかかって来たりと、束縛が激しくなったことで距離を置くようになったちひろさんに、北島被告の態度が豹変したといいます。 ちひろさん(仮名): 「チャイムをならして、ドアをドンドンやったりとか。(自分が北島被告を)頼らなくなった時点で、敵だという感じで攻撃が始まりました」
■ちひろさんの自宅が火事に…逮捕されたのが「北島被告」
「攻撃」は“命の危険”に…。 ちひろさん(仮名): 「浴槽に顔を何回も沈められ、本当に全身をボコボコにされました。首も絞められましたし、手加減なかったです。『殺される』って本当に…ここまで人間できるんだって…」
ちひろさんは、全身打撲で全治10日と診断されました。 束縛から“豹変“したその性格について、8年前に北島被告と知り合ったという男性も、こう証言していました。 北島被告のことを知る男性: 「いつか何かやらかすやろうなと思っていた。急にカッとするところがある。急に大声出したり、自分の思い通りにいかないとダメ。泥棒したお金でキャバクラ行って遊びたいとか言っていた」 北島被告からの暴力を受けたちひろさんは、警察に保護されましたが、その直後、ちひろさんの自宅が火事に。およそ1カ月後、放火の疑いで逮捕されたのが、北島被告でした。
北島被告は犯行を否認し続け、最終的に証拠不十分で「不起訴」に。再び危険が及ぶのを恐れたちひろさんは、仕事を辞めて身を隠すように生きてきました。 ちひろさん(仮名): 「手口が似ているなとか、被害者の方は本当につらかったんだろうなって。自分を照らし合わせることがあって、私もこうだったのかなって」
■「今回の事件も逃げられると思っている」
交際相手に危害を加え、自宅に放火。そして、今回の事件でも一貫して黙秘。報道を通じ、ちひろさんが思うことは…。 ちひろさん(仮名): 「きっと今回の事件だって逃げられると思っていますよ。黙っていれば許されるっておかしくないですか?そしたら黙ってますよね。やっていることがずるいです」
検察は、北島被告の認否を明らかにしていませんが、黙秘を続けているとみられ、真相は法廷で明かされることになります。


