【台風15号】各地につめあと 道路が冠水 公園の木が倒れる 新幹線も一時運転見合わせ

09.05(金)16:48
台風15号で東海地方にも大きな影響が出ました。
東海3県でも4日夜から5日朝にかけて、断続的に雨が降りました。
愛知県豊橋駅前では午前10時半すぎに視界がかすむほどの激しい雨が降りました。4日降り始め(午前4時)からの雨の量は、名古屋で90.5ミリ、岐阜県の下呂市金山で230.0ミリ、三重県の尾鷲で223.5ミリとなっています。
交通にも影響が出ました。JR東海によりますと、東海道新幹線は豊橋駅と三河安城駅間などで雨量が規制値を超えたため、新大阪と東京間の一部区間で一時運転を見合わせました。
三重県四日市市の公園では高さ5~6メートルの木が倒れました。公園のフェンスは傾き、大きくゆがんでいます。四日市市によりますと、けが人はいませんでした。木の枝を切り、現在は周辺の道路も通行できるようになっています。
愛知県岡崎市矢作町の国道1号の交差点では、道路一面が冠水しました。
水しぶきをあげながら走る車。タイヤの半分、マフラーまで、水に浸かってしまっています。道路沿いにある工場では、雨水が敷地内に…。
「ピーク時は、床下ぎりぎりまで水が来た。(道路からの)水しぶきがあるので、中には入ってきてしまう」(冠水した道路沿いで働く人)
冠水した車

岡崎市では、乙川の水位が上昇し、氾濫する恐れがある地域や土砂災害が発生する恐れが高まった場所を対象に 「避難指示」が出されていましたが、午後3時までに解除されました。
愛知県安城市では名鉄西尾線の線路下の土砂が流れ落ち、復旧作業が行われました。
同じく安城市柿崎町では、道路や田んぼなど広範囲が冠水しています。
※柿崎町の崎は正しくは石編に「奇」です