参院選「“関係ない”と言わぬ」 大学生がバスで期日前投票所を運営 愛知・大府市

07.10(木)16:02
愛知県の大学生らが市の選挙管理委員会と協力し、移動バスで期日前投票所の運営を行っています。
愛知県大府市の住宅地に停まっているバス。中では投票の準備が進められています。
やってきたのは、お揃いのTシャツを着た学生たち。準備を進める学生たちの背中には、“「関係ない」と言わぬ人”の文字が。
至学館大学(大府市)の越智久美子准教授のゼミの学生たちは、市の選挙管理委員会と協力し、移動バスでの期日前投票所の運営を行っています。活動は10年目になります。
「『関係ないと言わぬ人』というスローガンで、選挙に対して自分は関係ないという気持ちではなく、みんなが選挙に行くというスローガンにして活動している」(至学館大学3年 柴田光輝さん)
10日にバスを停めたのは、大府市営住宅。投票所へ行くには少し遠い場所です。
「私はすごく助かる。市民に協力するということは、すごく立派だと思う」(80代)
「これからどんどん若い人にやってもらわないといけないので、いいと思う」(70代)
開設した1時間で約30人が利用しました。障害があったり、高齢だったりと、ほとんどの人が遠くの投票所まで自力で行くことが難しい人たちです。
「今はまだ投票率が高くないと聞いているので、どんどん上げていくための活動をゼミを通してやっていきたい」(柴田さん)