トヨタ自動車の源流企業である豊田自動織機はトヨタグループによる買収提案を受け入れ、今年3月に株式公開買付け「TOB」が成立しています。
背景には、株主の権利を行使して企業に影響力を及ぼそうとするいわゆる「物言う株主」からの短期的な視点による経営への圧力を避け、AI分野など、次世代技術への投資に、長期的な視点で取り組みたい狙いがあります。
5月12日、TOBに応募しなかった株主に対し、上場廃止の承認を得るための臨時の株主総会が開かれ、株主からは「豊田家の支配が強まるのではないか」などと心配の声が出ました。
これに対し、伊藤浩一社長は、「特定の会社に頼るのではなく、これまで通り世の中の困り事に応えていく会社を目指す」と説明しました。
1時間を超える質疑応答の後、株主からの承認を経て、豊田自動織機は6月1日に上場を廃止することが決まりました。


