岐阜県関市と、同市で創業した刃物メーカーの貝印は、J-CEP(ジャパン・サーキュラー・エコノミー・パートナーシップ)と連携し、市民から回収した“ペットボトルのキャップ”を“爪切り”に再生する「ペットボトルキャップ再資源化プロジェクト」を開始しました。
このプロジェクトは、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの抑制と、循環型社会の実現を目指すものです。
現在、関市役所やわかくさ・プラザ、各地域事務所、西部支所に専用の回収ボックスが設置されています。期間は7月31日まで。洗って乾かした清潔な飲料用ペットボトルのキャップが対象となります。
回収されたキャップはペレットに加工され、貝印の商品「ニュースタンダードツメキリ」のストッパー部分の原料として再利用されます。貝印の担当者によると、強度や耐久性は通常品と遜色ないということです。

キャップの材質はポリプロピレンとポリエチレンの2種がありますが、今回の爪切りには比率が20%程度のポリプロピレンを分別して使用。使用しないポリエチレンや余ったポリプロピレンは、他の用途で活用される仕組みです。
再生された爪切りは300個限定で製作され、9月27日に開催される関市の環境啓発イベントで来場者に配布される予定です。「自分が分別した資源が、身近な製品になって手元に戻ってくる」という体験を通じ、持続可能な社会への関心を高めるのが狙いです。
製品化などについては現時点では未定ですが、貝印ではペットボトルキャップ由来の再生樹脂の利用について検討を進めており「回収量の確保や品質維持などの課題をクリアし、持続可能なモノづくりの実現を目指す」としています。


