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“闇バイト”応募で詐欺グループ犯行に加担か 32歳男性が書類送検 うその確定申告で所得税の還付金だまし取ろうとしたか

09.04(木)17:49
うその確定申告で、所得税の還付金をだまし取ろうとしたとして、愛知県一宮市に住む32歳の男性が書類送検されました。
男性は“闇バイト”に応募し犯行に及んだとみられていて、この事件をめぐっては、これまでに男女6人が摘発されています。
詐欺未遂の疑いで書類送検されたのは一宮市に住む派遣社員の32歳の男性です。
警察によりますと、男性は2024年8月、「税が超過納付されている」などと、うその内容を記載した確定申告書を税務署に提出し、超過分の所得税の還付金名目で約97万円をだまし取ろうとした疑いがもたれています。
男性の認否は明らかにされていませんが、「節税案件」などとうたったSNS広告から、いわゆる“闇バイト”に応募し、詐欺グループの指示のもと、犯行に及んだとみられています。
2024年8月から、愛知県内の複数の税務署で同様の事案が確認されていて、これまでに県内に住む30~60代の男女6人が摘発されています。
6人はいずれも“闇バイト”に応募し、詐欺だと知りながら、犯行に加担したとみられています。
警察は、指示役がいるとみて詐欺グループの全容解明を進めています。
名古屋国税局は、中京テレビの取材に対し「所得税の不正還付はいわば国庫金の搾取ともいえる悪質性が高い行為警察当局と連携を強め適正公平な課税の実現に努めて参りたい」などとコメントしています。