名古屋で開かれている「嵐」のラストツアーは、8日が最終日。高まる熱気の裏で、混乱なくファンを送り届けようと奮闘する人たちが。その最前線に潜入取材しました。
「増発する臨時列車です。ナゴヤドーム前矢田駅に向けて出発しました」(カメラマン)
地下鉄名城線のナゴヤドーム前矢田駅。嵐のライブ会場、バンテリンドーム ナゴヤの最寄り駅です。
この3日間、ライブ終了後に10便の臨時列車を走らせます。
「地下鉄名城線の増便を支えるマル秘スポットへこの後、潜入します」(記者)
案内してもらったのは、駅やドームに隣接する地下の大幸車庫。
「廊下はドームの先まで続いています」(名古屋市交通局 名港工場 藤若修さん)
Q.廊下の長さは
「570m」(藤若さん)
嵐がデビューした1999年に完成したこちらの車庫。
バンテリンドーム ナゴヤ1個分に近い広さで、列車の点検や整備を行っています。
輸送力を強化

さらに、奥に進むと――
「きょうは結構並んでいます」(藤若さん)
このあとの出庫に向けて、準備中の車両です。
「営業運転に出していいかの最終チェック。きょうは客がたくさん来て混雑するので、臨時列車を10本準備します」(藤若さん)
ライブやプロ野球の試合などのイベントがある時は、帰りの時間帯に利用客が一気に増えることから、この車庫から増発し、輸送力を強化します。
駅では職員を7人増やし、混雑への対応にあたります。
地下鉄を利用するのはライブに来た客だけではありません。住民の利用の支障にならないよう備えます。
「混雑する時間帯に、駅から外に出る客もいるので安全配慮をしています。イベントで楽しんだ客に自宅まで安全に帰ってもらうよう最善の努力を尽くしています」(名古屋市交通局 名城線運転区 岩田和久さん)
ライブも終盤に差し掛かると…

午後8時すぎ、ライブも終盤に差し掛かったその時――
「ちょっと進行が早くて、あと4曲、20分ぐらいで終わっちゃう」(電車運転課(運転計画)西村智康さん)
ライブの進行状況を気にする2人は、臨時運転を始めるタイミングを判断する係です。
「まだ客が来ていないのに臨時列車が発車してしまうということを防止するため、リアルタイムで情報を得ながら運行を調整します」(西村さん)
他の会場の曲順や主催者側からの情報を参考に終了のタイミングをはかります。
結局、ライブは想定より少し長かった模様です。
「本日バンテリンドーム ナゴヤで行われた嵐のコンサート終了です」(電車運転課(運転計画)佐藤富郎さん)
「10本お願いします」(西村さん)
名古屋市交通局は、1日約4万人の観客のうち、1万7000人ほどが名城線を使うと想定しています。
ホーム上は混雑でも、空っぽの臨時列車がどんどん到着

そのころ車庫では――
「増発する臨時列車です、乗客はだれも乗っていません」(カメラマン)
今回、メ~テレのカメラは大幸車庫から増発する電車に一緒に乗り込みました。
「まもなく駅のホームが見えてきます、駅のホームには嵐のファンがたくさんいます。皆さん電車の到着を待っています」(カメラマン)
ホーム上は混雑していますが、空っぽの臨時列車がどんどん到着します。
運行は3分から5分間隔。1編成で900人ほどが乗れるといいます。
素敵な思い出ができたでしょうか。満員電車に多くの嵐ファンを乗せて、地下鉄は名古屋の街を駆け抜けていきました。


