岐阜県飛騨市神岡町にある東京大学の実験施設「ハイパーカミオカンデ」で31日午前10時15分ごろに事故があり、作業員5人が病院に搬送されました。
消防によりますと、ハイパーカミオカンデの関係者から午前10時半ごろ、「トンネル内で配管の検査中に配管が破裂し、作業員が負傷した」と通報がありました。
警察によりますと、搬送された作業員5人のうち60代男性が脳出血、30代男性が鎖骨骨折の重傷を負い、3人が腰や背中などを打つ軽傷でしたが、いずれも命に別状はないということです。
事故があったのは、水を排出するための塩化ビニール製の配管(1本あたりの長さ4m・直径30cm)で、水が漏れないかどうかをチェックするために空気を送っていたところ、管が外れて空気が噴出し、作業員が飛ばされたということです。
警察が詳しい事故の原因を調べています。
2人のノーベル賞受賞者を輩出した施設

カミオカンデは素粒子「ニュートリノ」を観測する施設で、地下600mにあります。
小柴昌俊さんと梶田隆章さんがノーベル物理学賞を受賞したことで知られています。
「ハイパーカミオカンデ」は、2028年の稼働開始を目指しています。
実験装置が設置される空洞は高さ94m、直径69mの大きさで、現在の「スーパーカミオカンデ」の約8倍の観測が可能だということです。


