7月26日夜、蒲郡市で花火大会が開かれました。大会では、地元の小学生たちが思いを込めて企画した花火が打ち上げられ、夜空を彩りました。
地元の花火師から学ぶ「花火の授業」

蒲郡の夜空を彩る大輪の花。緊張した面持ちで会場にいるのは、地元の小学生です。

遡ること2カ月前、蒲郡南部小学校の教室で行われていたのは、花火の授業です。

子どもたちは地元の花火師とともに、蒲郡まつりで打ち上げる花火の演出の一部を考えることとなりました。子どもたちはグループに分かれ、花火の種類や順番、大きさを決めます。

プログラムの最初、盛り上げパートを担当する班の発表者の佐藤一花さんは、4つの花火のうち最後を大きくしたいと話しました。
佐藤一花さん:
「最初おとなしめのところからだんだん派手になっていって、最後がクライマックスという形です」

講師は地元の花火師、加藤克典さんです。
加藤煙火 加藤克典代表取締役:
「途中でちょっと暗くなると、お客さんは変化でわーっと歓声をあげてくれるんですね。なので、とてもよく伝わると思います」

一花さん:
「みんなでいろいろ話し合って決まったので、私は納得しました。あまり花火について詳しくなかったので、ちょっとでも知ることができてうれしかったです」
さらに一花さんたちは、花火に合わせて流す合唱も担当します。本番で流すための録音に臨みました。
子どもたちのアイデアが本物の花火に

花火大会まであと半月になった頃、加藤煙火を訪問しました。子どもたちのアイデアと合唱をもとに、加藤さんが花火を完成させています。
加藤煙火 加藤代表取締役:
「南部小6生の子たちが選んだ花火は大体空で1000倍くらいになります」

子どもたちが考えた花火を点火するタイミングが刻まれたプログラム。
加藤煙火 加藤代表取締役:
「青いところは花火が上がった部分で黄色いところが次に上がる部分。考えてもらったものに忠実にやるだけだと、メリハリが難しいのでちょっと調整します。子どもたちが見たときに自分たちが担当した花火だと分かるようにします」

当日の打ち上げも加藤さんが行います。
加藤煙火 加藤代表取締役:
「自分たちの考えたものでいろんな人がこれだけ喜んでくれるんだよというのを、経験してもらえると嬉しいですね」
いよいよ本番!家族が見つめる夜空の大輪

迎えた花火大会当日。一花さんには妹と弟がいます。普段は頼れるお姉ちゃんなのか聞いてみました。
妹さん:
「たまに怒るけど、優しい」
弟さん:
「怒っている」
一花さん:
「よく怒っているのは仕方ないです」
実は一花さん、授業が終わった後にこんなことを話していました。
一花さん:
「きょうだいで一番上なので、妹と弟に『お姉ちゃんすごい』と言われたらうれしいです」

果たして褒めてもらえるのでしょうか? いよいよ小学生の花火が夜空に上がります。テーマは『スーパーヒーロー』です。

花火が終わった後、妹と弟の感想を聞きました。
妹さん:
「めっちゃすごい!」
弟さん:
「めっちゃすげえ!」
一花さん:
「よし、やった! 花火師さんはこんなふうに頑張っているんだという気持ちが伝わってきて、普段とは違ういい思い出になりました」

加藤煙火 加藤代表取締役:
「ちゃんと上がってよかったなと思います。とにかく続けていきたいですね」


