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白紙か継続か…市長と議会が“対立” 揺れ続ける「新アリーナ」建設計画は住民投票で決着へ 愛知・豊橋市

05.15(木)18:28
新しいアリーナの建設計画を白紙にするのか、それとも継続するのか。豊橋市民の住民投票で、決着をつける見通しです。
「豊橋市の臨時議会がこの後、開会します。新アリーナ建設計画をめぐる住民投票の行方はどうなるのでしょうか。」(原田裕理恵記者)
豊橋市の臨時議会で15日提出されたのが、新アリーナ建設計画の賛否を問う住民投票を行うための条例案です。
新アリーナは総事業費が約230億円。
観覧席は5000席以上で、プロスポーツやコンサートなどの会場になります。
市が当初、2027年の開業をめざしていましたが…
去年11月の市長選で、新アリーナ計画中止を訴えた長坂尚登さんが初当選。
就任直後には、契約解除に向けた協議を業者に申し入れました。
「新アリーナのことについては、速やかに契約解除をすると。市民の意見を聞くプロセスが今回の選挙だったと判断している」(長坂市長)
計画は中止か継続か 住民投票が実施he

一方、市議会は、計画継続を求める請願を採択。請願には市内外の13万人の署名が添えられていました。
中止か、継続か。揺れ続けてきた問題に決着をつけるために住民投票条例案が提案されました。
「市民が正しく判断できるよう、一刻も早く方向性を見出す手段として住民投票を実施するために住民投票条例を提出するものであります」(豊橋市議会 尾林伸治議員)
市議会は、計画の推進派が多数を占めていて、条例案は可決され、住民投票が実施される見通しです。