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覚醒剤所持の罪で一審有罪の男性が控訴審で逆転無罪 名古屋高裁「重大な事実誤認がある」

07.25(金)19:08
覚醒剤を所持した罪に問われ、一審で有罪判決を受けた名古屋市の男性が、控訴審で逆転無罪です。
判決によりますと、おととし10月、名古屋市に住むトラック運転手の男性の当時の妻が「男性のリュックから覚醒剤を見つけた」と警察に通報しました。
警察が自宅やリュックを捜索しましたが覚醒剤は見つからず、その後、妻がリュックから覚醒剤を見つけたとして警察に提出しました。
男性は起訴され、今年1月、名古屋地裁の一審で懲役2年6カ月の有罪判決を受けました。
23日の控訴審判決で名古屋高裁は「警察官が覚醒剤を見つけられなかったのにその後、妻が見つけたのは通常では考えにくい」「妻が入れたとしか考えられない」などと指摘しました。
その上で一審判決について「重大な事実の誤認がある」として破棄し、男性に無罪を言い渡しました。