妻を殺害、財布などを奪った罪などに問われたブラジル籍の男　初公判で起訴内容を一部否認

去年5月、三重県鈴鹿市で妻を殺害したうえ、財布などを奪った罪などに問われているブラジル国籍の男の初公判が開かれ、男は起訴内容を一部否認しました。

　強盗殺人と窃盗の罪に問われているのは、四日市市のトラック運転手プラテス・アルメイダ・デメルソン被告（50）です。

　起訴状によりますと、デメルソン被告は去年5月、妻のロゼリさん（当時46歳）の頭や首を斧で切り付けるなどして殺害したうえ、財布などを奪ったほか、ロゼリさん名義のキャッシュカードから現金を引き出した罪に問われています。

　17日の初公判で、デメルソン被告はロゼリさんを襲い、財布などを奪ったことは認めましたが、「殺害を計画したことはありません」と起訴内容を一部否認しました。

　この事件ではデメルソン被告の長女が強盗殺人幇助の罪で、長女の内縁の夫が強盗殺人の罪で起訴されています。

　初公判で長女は「目的は知らなかった」と無罪を主張し、長女の内縁の夫は殺意を否認しました。