名古屋証券取引所とテレビ愛知が共同で運営するYouTubeチャンネル「あしたのマネー」。今回のゲストは、前回に引き続き節約・投資系YouTuberの節約オタクふゆこさんです。
ふゆこさんは、20代で資産1000万円を達成し、現在は総資産が7000万円を超えています。
番組では、新NISAの考え方や、日本株・米国ETFを組み合わせた「高配当株投資」の具体的なマイルールについてお話しいただきました。
新NISAの枠は「自分の家計」に合わせて使う

2024年から始まった新NISAには、2つの投資上限があります。
年間の上限:つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円の合計360万円
一生の上限:合計1800万円
番組では、岡田アナウンサーが「『新NISAのつみたて枠を埋めましょう』と言われることもあるが、無理ではないかと思ってしまう」と相談。これに対しふゆこさんは、「世の中には『月に10万円積み立てないとダメだ』という発信もありますが、あまり気にしなくて大丈夫です。普通の会社員の方なら上限は気にせず、無理のない金額でやっていくのが一番大事です」と答えました。
ふゆこさん自身は2月までに約260万円分を新NISAで購入していますが、これはあくまで自分の収入やリスク許容度の範囲内で判断していることだといいます。
「土台」と「積極運用」を分けて考える

投資には、世界経済の成長に合わせて資産を増やす「インデックス投資」と、株を持ち続けて配当金を受け取る「高配当株投資」などがあります。ふゆこさんは、これらを「コア・サテライト運用」という考え方で使い分けています。
コア(核):資産の大部分。広く分散されたインデックス投資などで、20年、30年と長期でじっくり育てる。
サテライト(衛星):資産全体の10%ほど。自分の興味がある特定の会社や、トレードに挑戦するなど、自分なりに積極的に動かす部分。
このように「守る部分」と「動かす部分」を分けることで、もし積極的な投資で損をしても、全体のダメージを小さく抑えられるといいます。
日本の高配当株を選ぶ「3つの具体的な数字」

ふゆこさんが日本株を選ぶ際、最も大切にしているのは「特定の業界に偏らないこと」です。その上で、以下の数値をスクリーニング(条件での選別)の基準にしています。
1.営業利益率が10%以上(本業でしっかり稼げているか)
2.ROE(自己資本利益率)が8%以上(預かったお金を効率よく使っているか)
3.自己資本比率が50%以上(会社の貯金が十分にあり、潰れにくいか)
これらに加え、過去15年ほど「本業での現金の出入り(営業キャッシュフロー)」が赤字になっていないか、1株あたりの配当金が維持・増配されているかなども確認します。これらの数字はすべてインターネットで調べることができ、「しっかり稼いでいて、貯金もいっぱいある会社」を選ぶことで、配当金を長く出してくれる可能性が高まると解説しました。
米国ETFは「セット商品」で幅広く分散する

アメリカの株については、ふゆこさんは「米国ETF」という詰め合わせ商品を活用しています。具体的には「VYM」「HDV」「SPYD」という、配当に注目した3つの商品を保有しているそうです。これらを組み合わせることで、全部で約700もの銘柄に分散して投資していることになります。
「分散することで、もし一社が潰れても、資産全体への影響はわずかで済みます。堅実に資産を作りたい人には、こうした分散投資が合っていると思います」と話しました。
地味だが一番大事な「長く続けること」

最後に、ふゆこさんは「投資詐欺」への注意を呼びかけました。金融庁のページにもある通り、「元本保証で高配当」という話は詐欺です。
「一攫千金を狙おうとすると、詐欺に引っかかりやすくなります。勝負をしようと思わず、自分のルールの中で無理のない金額を続けていくことが、地味ですが一番大事なことです」と締めくくりました。


