ドラゴンズは24~26日のヤクルト戦で、今季初の3連勝を挙げました。
28日からはゴールデンウィーク9連戦が始まります。
元ドラゴンズの野球評論家・矢野燿大さんに、3連勝の要因と9連戦への課題を分析してもらいました。

Q.3連勝は、24日の村松開人選手のサヨナラホームランから流れが来ましたね。
いろいろ話題はありますが、まず注目したいのが、ベンチ前の清めの「盛り塩」。ファンの間でも話題になりました。
矢野さん:
僕も監督時代に1勝15敗から始まったことがありますから、井上監督の気持ちがめちゃくちゃわかります。
盛り塩もそうですし、いろんなことをやっていると思います。
僕はビジターに行ったら散歩をするんです。
負けると道を変えるんですけど、最後は行く道がなくなりました(笑)。
多分井上監督もいろんな道を探していると思うし、試合前に食べる物を変えようとか、いろんなことにチャレンジして、もがいていると思う。
井上監督をこれからも応援したいですね。
村松選手の「ノーステップ打法」

Q.盛り塩をしたその日に村松選手がサヨナラホームランを放ちました。この一発で流れが変わりましたね。
矢野さん:
起死回生でしたね。
終盤に逆転された後のサヨナラですから、素晴らしいホームランになりました。
村松選手は今シーズン、ノーステップ打法がすごくいいです。
今回はファーストストライクからノーステップで打ったホームランで、村松選手に引き出しができた最高のホームランでした。
井上監督も嬉しかったでしょうね。
3連勝の立役者は先発3投手

Q.今回のテーマは「3連勝の立役者」です。矢野さんに、この3連勝の土台となった選手を挙げてもらいました。
3連戦でそれぞれ先発した柳裕也投手、大野雄大投手、高橋宏斗投手です。
矢野さん:
柳投手は今シーズン、開幕からすごくいいピッチングをしてくれています。
これまで完封の1勝だけですかね。
それ以外は勝ち投手の権利があった中でひっくり返されたりとか、自分の投球はしているのに、なかなか勝ちがつかないというところで、モヤモヤがあったと思うんですよ。
24日の試合も1点先制してもらった後に、4回までに3点取られて逆転された。
でも、その後がすごかった。
5~7回をヒット1本に抑えているんですよ。
モヤモヤがあったり、流れが悪い中で、気持ちが切れるわけじゃないけど、ズルズルといってもおかしくないところ。
そこを立て直したことで流れが来たし、こういう投球をしてくれるベテランがいるというのは、若手の手本になると思う。
柳投手が逆転サヨナラを呼ぶ流れを作ったんじゃないかと僕は思っています。
9連戦をどう戦う?

Q.3連勝の流れのまま、28日からゴールデンウィーク9連戦が始まります。
まずDeNA3連戦、そして広島3連戦、月曜の休みを挟まず阪神との3連戦になります。
矢野さんに9連戦で大切になるポイントを聞きました。
それは、「自分たちの勝ち方を確立しろ!」です。
矢野さん:
これは投手陣もバッター陣もどちらもです。
ドラゴンズの課題は、勝っていって後半のピッチャーにどう繋ぐか。
(日本ハムから移籍した)杉浦稔大投手も、一応しっかり押さえました。
そういうところで松山晋也投手にしっかり繋ぐ流れを、投手陣がまず作ってほしい。
ほかのピッチャーもどんどん入ってきてもらって、勝ちパターンをまず作る。
そしてバッターもです。
26日の試合、ノーアウト1塁2塁の場面で鵜飼航丞選手にバントのサインがありました。
僕も監督だったら、あの場面でバントのサインを出したと思います。
バントがファールになって追い込まれ、結果的にバスターでヒットを打ったんですが、なかなかバントを失敗してからヒットが出るということはありません。
ここで勝つ形をしっかり作っていく。
鵜飼選手もバントを成功させて、「鵜飼にバント任していいよね」となると、価値が上がる。
しっかり送って形を作って勝つということが、安定してチームが浮上していくことにつながる。
こういう勝ち方を、投手陣もバッター陣もしっかり作ってもらいたいと思います。
9連戦の先陣は金丸投手

Q.9連戦の先陣を切る28日の先発予定は、金丸夢斗投手です。
対するDeNAは愛工大名電出身の東克樹投手。
東投手は昨シーズン金丸投手と3回対戦がありましたが、金丸投手の3敗でした。
矢野さん:
金丸投手はどれも悪いピッチングではありませんでした。点もそんなに与えてないですし。
そこで東投手に勝つと、ゴールデンウィーク9連戦の流れがすごく来る。
もちろんバッターの援護はしてほしいですけど、ゴールデンウィークにいい流れをつくるために、金丸投手に投げ勝ってもらいましょう。
(2026年4月28日放送 メ~テレ『ドデスカ!』より)


