前職はクリーニング店 80歳で未経験の喫茶店を開業 激戦区の愛知・一宮市で450円のモーニングに人気殺到するワケ 「やることがないのがつらくて」

モーニングのまち、愛知県一宮市にある大人気の喫茶店。
笑顔が印象的なマスター、実は85歳! 

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(マスター 平林清治さん)
「80で店を始めた。夢があった、喫茶店がやりたいって」

80歳から始めた、第二の人生。

儲けがなくても笑顔が溢れるその場所には、人生の危機を乗り越えた一大転機と家族の絆がありました。

“ボリューム満点のモーニング”と“手作りスイーツ”が人気の秘密

愛知県一宮市にある、喫茶店「清風」。モーニング激戦区の一宮市で、着実にお客さんを増やす人気店です。

お店の魅力は、なんといってもモーニング!

(客)
「モーニングが魅力」「みんなおいしい」
「この値段でこんなに付くところ、他にない」「マスター上手やで」

コーヒーにパン、卵、サラダ、自家製ゼリーなど盛りだくさんで、なんと450円!さらに、お持ち帰りに大人気!マスター手作りのシフォンケーキ。カフェタイムには、自家栽培のフルーツを添えて提供。新商品のフルーツがのったケーキに、ゼリーまでもが手作りです。

(マスター 清治さん)「わたしが考えて作った」
(妻 三枝子さん))「値段も手頃やでね」

みんなが「うまい、うまい」大人気の手作りゼリー

(マスター 清治さん)
「ここでゼリー食べると、ほんとおいしいわって。みんな『うまい、うまい』って食べてくれる」

(妻 三枝子さん)
「その言葉に励まされている」

嬉しそうに話すマスター・平林清治さんは、現在85歳。お店のスイーツは全て一人で作っています。

常連さん相手に会話に花を咲かせる姿は、長年の付き合いのように見えますが、実は「清風」ができたのは5年前。

マスターの清治さんが、80歳の時にお店をスタートさせました。

クリーニング店から“喫茶店のマスター”へ

そんな清治さんの前職は、クリーニング店。

40年以上、地元に愛される店を経営してきました。アイロンを調理器具に持ち替え、いつもニコニコ働く清治さん。

なぜ、現在喫茶店のマスターになったのでしょうか。

(マスター 清治さん)
「夜中に配達しなきゃいけないのが大変」

(妻 三枝子さん)
「いつまで働かされるんだって言うようになった」
「もう俺は長くないって、いつ逝っちゃわれるかと思ってね。どうしようかと思った」

40年以上、家族のためにクリーニング店を経営してきた清治さん。

不規則な生活と重労働に限界を感じ、75歳の時にクリーニング店を惜しまれながらも廃業。そこから、悠々自適な老後を送るはずでしたが…

「やることがない…」元気がなくなっていく清治さん

(娘 佐恵子さん)
「毎日動いていた人だから、『あそこが痛い、ここが痛い』って気になるようになった。だんだんやる事がないのが、つらくなっていた」

やりがいのあった日々とのギャップのせいか、日に日に元気がなくなっていく清治さん。 そんな時、娘の佐恵子さんの一言が清治さんの人生を大きく変えました。

(娘 佐恵子さん)
「(清治さんの)夢だった喫茶店をやらないかと言った。だったらやろう!って」

この言葉で、清治さんの人生がまた動き始めます。

清治さん自ら物置をリフォーム

新しい目標を持った清治さん。ここから、止まっていた時間が動き出します。

(妻 三枝子さん)
「クリーニング店を物置にしていたけど、あった荷物を始末して、清治さんが板を…マスターが自分でリフォームした」

(マスター 清治さん)
「自分でやった方が安く付くかと思ったら、高くついた」

なんと、物置になっていたクリーニング店を自身で改装したのです。さらに、娘さんのフォローもあって、準備から半年で立派な喫茶店に大変身。

独学で挑んだメニュー開発

そして飲食店素人のマスター、最大の課題は…メニュー作りでした。

(マスター 清治さん)
「普通のケーキは昔から少し焼いていた。シフォンケーキは初めて。どのぐらい失敗したやろ、全然ダメだったし。今でも新しいケーキを作ると、まず失敗」

幾度となく失敗しながらも、持ち前の勤勉さでスイーツを勉強。そして、看板メニューのシフォンケーキが誕生しました。

お客さんの憩いの場は やがて自分たちの居場所に

新たな生きがいとして始めた喫茶店。年金をやりくりしつつ、必要最低限の売り上げ以外はお客さんに還元し、お値打ち価格でモーニングやケーキを提供。

その人柄も相まって、モーニング激戦区の一宮市で喫茶店はすぐに人気店となりました。

(客)
「モーニングがいいし、人柄がいいから」

(妻 三枝子さん)
「私たちが元気にしていられるのは、お客さんのおかげ」

(娘 佐恵子さん)
「最初からそんなにもうけるつもりはなかった」

(マスター 清治さん)
「お年寄りが集まれる場所にしたいと作ったお店」

「こんなにしゃべる人なのか」 ガラリと変わった清治さんの印象

(妻 三枝子さん)
Q.クリーニング時代に、人と話す時間は?
「ない。昔からのお客さんは、こんなしゃべる人なのかと今のマスターに驚いている。皆さんのおかげで成り立っているお店です」

(マスター 清治さん)
「歩けるうちはやろうかなって」

「元気が一番だから!」笑顔の絶えない喫茶店

(娘 佐恵子さん)
Q.喫茶店を始めて、何が一番良かった?
「仕事を辞めてた時より元気になった。ばぁば(三枝子さん)なんて、お店始めて化粧するようになったのよ」

お客さんの憩いの場は、いつしか自分たちの居場所になっていました。お店は今日も、笑顔で溢れています。

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