相手の恋愛感情につけ込んで金をだまし取ったとして、26歳の女が逮捕されました。いわゆる「頂き女子」の手口で犯行に及んだ女に直撃取材しました。
【写真を見る】「本当に最後に頼れる人」「結婚前提でのお付き合いしか…」 “頂き女子”の手口で犯行か 恋愛感情につけ込み…金をだまし取った疑い 26歳女を逮捕・送検 被害男性の証言
(被害者)
「うそつき泥棒」
「突然向こうから『付き合ってほしい』とLINEが来て」
「とてもじゃないけど、許せない」
たった1人の女にだまされたと訴える男性は、少なくとも13人に上ります。被害者の1人と女の電話のやり取りでは…
(被害者Cさん)
「お金を借りるってずっと言っているけど、僕的にはもう出せない」
(女)
「最後のお願い」
言葉巧みに言い寄る女は、詐欺の疑いで逮捕されました。
「25万円お願いしたいです ごめんなさい」
岐阜県に住む60歳の男性Aさん。知人の紹介で1人の女と知り合い、その後、猛アプローチを受けたといいます。
(被害者Aさん)
Q.「結婚を前提に」と言われた?
「そういう風に言われた。LINEの履歴に残っている」
【LINEでのやり取り】
(女)「結婚する前提でのお付き合いしか私ももうこの歳なので」
(女)「25万円お願いしたいです ごめんなさい」
(被害者Aさん)「今振り込みました」
(女)「後5万お願いしたいです」
(被害者Aさん)「俺の残高がなくなります」
男性は家賃や携帯電話代として、次々とカネを振り込むよう求められました。
(被害者Aさん)
「(だまされた)自分がバカだと思っただけ。貯金が詐欺系で全部とられて、自分が一時借金した」
別の男性は「おばあちゃん子で、すごくいい子だと思った」
一方、3年前に女と出会った愛知県春日井市に住む55歳の男性。
(被害者Bさん)
「おばあちゃん子で、すごくいい子だと思った。好きだと言われていた。助けてあげようかなという気持ち。総額300万円くらい」
男性は親の治療代などとして約300万円を振り込みましたが、金が返ってくることはありませんでした。
(被害者Bさん)
「(ホストに)週5くらいで通っている。月に300~500万円は使っている。これだけ被害者がいるのにいまだにホストに出入りして、そういう態度はとてもじゃないけど許せない」
男性は被害を訴える人が複数いることを知り、被害者の会を設立。13人が集まり、被害総額は3000万円に上ると言います。男性らはことし7月、女を刑事告訴。
21日に女は逮捕・送検
そして、10月21日に逮捕・送検されたのは、名古屋市東区の店員・川村玲音容疑者26歳。
警察によりますと、川村容疑者は三重県桑名市に住む47歳の男性から現金約150万円をだまし取った詐欺の疑いがもたれています。
被害者の男性は、CBCの取材に…
(被害者Cさん)
「好きなんですけどと言われて。会うたびにお金貸してと。不倫をしていたという、うその示談金43万円を手渡しで渡した」
当時の電話のやり取りには…「最後のお願い、本当に最後に頼れる人」
「不倫の示談金を支払う必要がある」などと、うそを話していた川村容疑者。当時の電話のやりとりでは…
(被害者Cさん)「お金を借りるってずっと言っているけど、僕的にはもう出せない」
(川村容疑者)「最後のお願い。申し訳ないけど本当に最後に頼れる人」
(被害者Cさん)「こっちも嫌だよ。お金ばっかり言われても困る」
(川村容疑者)「りょおだって嫌だよ。りょおだって言いたくないし、普通に会いたいだけなのに、この件が解決しない限りずっとこうなるのが嫌だから」
川村容疑者に対し今は…
(被害者Cさん)
「怒りを通り越して、あきれている。人をだまして、お金をだまし取って。うそ泥棒」
「お金を借りていますが、返す意思はありました」
逮捕前の9月、CBCの直撃取材に対し川村容疑者は…
(記者)「刑事告訴されている件について伺いたいんですが…」
(川村容疑者)「ちょっといま難しいです」
(記者)「刑事告訴されていること自体は?」
(川村容疑者)「知っていますよ」
(記者)「被害者にどういうつもりで接していた?」
(川村容疑者)「9月3日に警察行きます。そういうのやめてほしいです。警察呼びますよ」
(記者)「内容は事実?金銭をだまし取ったのは事実?」
調べに対し川村容疑者は「お金を借りていますが、返す意思はありました」などと容疑を否認しています。
警察は、余罪が多数あるとみて調べを進めています。


