三重県伊勢市の宇治山田港で最盛期を迎えている「ハマグリ漁」。
いま”ある問題”で、水揚げ量が減り、死活問題となっています。そのワケとは…。

長さ約36メートル、185トンほどの重さの大きな漁船。座礁した、この船が大きな問題となっているのです。
場所は、宇治山田港の入り口、防波堤付近は漁場になっています。
港の管理者などによると、この船が座礁したのは約1か月前。そのままこの場所に止められているのです。
近づいて見てみると、“廃船”となった船のようです。

解体業者が宮城県気仙沼市から運んできた際に、誤って座礁してしまったといいます。
そして、まさにこの場所“ハマグリの漁場”で、周辺は危険だとしていまは使わないようにしています。
伊勢湾漁業協同組合 黒田秀夫 参事:
「突然船の船体で(漁場が)掘れたりして深くなったり浅くなったりしているので、二次災害が起きそうなので漁も止めている」
この時期は7トンほどの水揚げがありますが、使えないことで半減しているといいます。
伊勢湾漁業協同組合 黒田秀夫 参事:
「海水と淡水が混ざり合うのでちょうど栄養豊富、いいハマグリが採れる所です。稚貝の放流も今年になって数トン放流したので、その貝が生きているかどうかそこが一番心配」

さらに、5日から油漏れも確認されたため、漁協ではノリ養殖の出荷を止めるなど影響が広がっています。
こうした状況について、船の解体業者に話を聞くと…。
解体業者:
「船を運んで持ってきた時はすごい波と風があった、それでここまで来てちょっと流れてしまった。(船を)軽くしないと(運搬船が入って)座礁船が出ることはできない」
解体業者によると、船の運搬を別の会社に発注しましたが、座礁した後、その会社と連絡がとれなくなり運搬する船も突然引き上げてしまったといいます。
解体業者は、撤去に必要な船を手配していて、早ければ4月中にも作業を始めたいとしています。


