「主人から言われ手伝った」長男殺害容疑で母親逮捕 夫は自殺か 三重・いなべ市

9月30日、三重県いなべ市の住宅で、53歳の長男と82歳の父親が死亡しているのが見つかった事件で、長男の首を絞めて殺害したとして母親が逮捕されました。

殺人の疑いで逮捕されたのは、いなべ市大安町平塚の水谷洋子容疑者（79）です。

警察によりますと、水谷容疑者は9月30日未明、自宅で82歳の夫と共謀し、長男の秀樹さんの首をしめて殺害した疑いがもたれています。

秀樹さんの頭部には複数の外傷があり、近くには血の付いた金づちがありましたが、司法解剖の結果、窒息死でした。

水谷容疑者は、事件後、別居する娘を通じて警察に通報し、警察が事情を聞いていたところ犯行を自供。「主人から言われたので手伝った」と話しているということです。

水谷容疑者の夫は、自宅の車庫で首をつって死亡していました。

警察は夫婦で秀樹さんを殺害したあと、夫が自殺を図った可能性があるとみて詳しく調べています。