中東情勢の影響は、町の調剤薬局にも及んでいます。
22日、愛知県弥富市の調剤薬局では、塗り薬を“小さい容器2つ”に入れて処方していました。いつも使っている、大きい容器がないためです。

さくら調剤薬局・八木雅生代表:「一部大きい容器が本当に入らない状況、それが一番困っている。(代わりに)小さい容器2つに(分けて)渡している」
塗り薬を入れるプラスチック容器も、ナフサ由来の樹脂が原料のため、今不足しているということです。
普段注文に使う専用サイトを見てみると。
さくら調剤薬局・八木雅生代表:「現在注文いただけません、注文できないと」

不足しているのは容器だけでなく、薬を小分けするために使う袋の在庫も、ひっ迫しているといいます。
さくら調剤薬局・八木雅生代表:「通常だと発注をかけたら 1週間以内に入ってくるのが、今は1か月たっても入ってこない。在庫はあと2か月分ぐらい」
続く中東の不安定な情勢
戦闘終結への協議が行われる中でも続く中東の不安定な情勢。
22日の覚書の署名後、アメリカのバンス副大統領は初めて行われたイランとの協議で「最終合意に向けた非常に良い基盤が築けた」と強調しました。
最大の焦点であるイランの核開発問題をめぐっては、イランがIAEAの査察を再び受け入れることに合意したと主張し、査察は今週中にも始まるとの見通しを示しました。
一方イランメディアは22日、スイスでの交渉を知る関係者の話として「イラン側は核問題についての交渉は行っておらず、新たな取り組みも受け入れていない」と伝えていて、双方の主張は食い違っています。
不安が解消されるのは、いつになるのでしょうか。
薬局の苦肉の策とは

この異常事態に、あることを検討しているといいます。
記者:「普段は余裕のある (1包の幅)70~80ミリを使っている。こちらが短くして60ミリ、 1センチぐらい短くなっている」
さくら調剤薬局・八木雅生代表:
「(袋)3つで3センチ違うので、6包作ったら1包分になります」
節約のため、袋の幅を1センチでも縮め、1包でも増やしたいという苦肉の策だといいます。
今後もアメリカとイランの駆け引きは続きそうで、その度にホルムズ海峡の航行も不安定化する展開が予想されます。本当に戦闘終結に向かうのか綱渡りの状況は続きます。
さくら調剤薬局・八木雅生代表:
「和平合意に至ったという段階で、これで1~2か月ぐらいしたら安定的に入ってくると期待したが、今回の(ホルムズ海峡の)再封鎖でちょっと見通しがたたなくなりましたね」


