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AEDの電源付かず…救急隊処置に4分の遅れ その後死亡 医師「遅れの影響ないとは言えない」 愛知

11.07(金)09:33
愛知県一宮市の消防本部は、交通事故現場に出動した救急隊が心停止した男性にAEDの処置をする際、バッテリー交換などで約4分の遅れがあったと発表しました。男性はその後死亡が確認されました。

一宮市消防本部によりますと、2日午後2時半ごろ、市内の路上で軽自動車の単独事故が起き、運転していた30代の男性が意識不明の重体となりました。
通報で駆けつけた救急隊が心停止状態の男性にAEDを使用しようとしたところ、電源が入らなかったということです。
救急隊は男性を救急車の中に運び、バッテリーを交換したうえでAEDを使用しました。
市の消防本部はこれらの対応で、AED処置におよそ4分の遅れが発生したとしています。
男性はその後、搬送先の病院で死亡が確認されました。
搬送先の医師は、男性の死亡について「遅れによる影響がないとは言えない」とコメントしています。
当時、AEDの電源が入らなかったことについて、消防は、当日朝の点検時に電源を切り忘れたか、機器不良で電源が落ちずバッテリーの残量がなくなったことが原因とみて、詳しく調べています。
市の消防長は、「ご遺族、ご関係の皆様に深くお詫び申し上げる。今後このようなことがないよう再発防止に取り組む」としています。





