ダムの水がなくなってしまいそうな、異常事態です。30年に一度と言われる雨の少なさに見舞われ、愛知県は28日、節水の呼びかけを強化しました。地域の入浴施設が突然休館になるなど、生活への影響も出始めました。

愛知県田原市の農園。収穫しているのはまるまると育ったキャベツ!今が収穫の最盛期です。
しかし、みずみずしいキャベツとは裏腹に心配な事が、ずっと降っていない「雨」。
このままだと今後の生育に影響が出る恐れもあると言います。
水野農園 水野博子さん:
「今収穫しているキャベツはただちに影響が出ることはない。生育中のキャベツが小玉になったり生理障害(生育障害)になったり、水不足ゆえのトラブルは心配」
水野さんの農園など東三河地域に水を供給している新城市の宇連ダムでは、水かさが減りダムの岩肌が見えています。

宇連ダムの現在の貯水率はわずか6.9%、気象庁などは「30年に一度の顕著な小雨」としている異常事態。名古屋でも1か月ほどまとまった雨が降っていません。
雨が少ないのはこの地方だけでなく、神奈川県の津久井湖でも水が干上がっています。普段は水の上に浮いているはずのボートがカラカラの土の上に。
こうした中、愛知県は28日、2005年以来21年ぶりに渇水対策本部を設置。
対策本部は、今後もダムの貯水率は下がっていくと見て、豊橋市や蒲郡市などの市民に対し洗濯をまとめる、洗車は可能なら控えるなど節水への協力を呼びかけています。

蒲郡市にある温浴施設。
ワンコイン以下で利用できる市民の憩いの場にも、ポスターや手作りの張り紙で節水への協力を呼びかけていますが、節水のため、29日からの臨時休館が決定。突然の休館に利用者は…。
利用者:
「あてにしていたので困る」
「(休館は)さみしいですよ、楽しみに来ているから。わかるといいのに、いつまで(休館)というのが」
節水による休館は、水源の状況が大きく回復するまで続くということです。


