今年3月、三重県亀山市の新名神高速で6人が死亡した多重事故で、犠牲者の遺族が初めて報道陣の取材に応じました。
事故から4カ月の20日、取材に応じたのは、高峰啓三さんの妻と3人の息子です。
高峰さんは3月20日、単身赴任先の埼玉県から家族が住む兵庫県に車で帰る途中、三重県亀山市の新名神高速で大型トラックの追突事故に巻き込まれ、死亡しました。
「なんでうちの主人だったのかな。私の中ではスーパーマンみたいな人だったので」(高峰さんの妻・56歳)
高峰さんは18年前、地元で小学生のバレーボールチームを立ち上げ、監督を務めていました。
事故の日もバレーの試合があり、車を走らせ兵庫県に向かっていました。
高峰さんの四男(20)は、父親の影響でバレーを始め、その後チームのコーチとして監督の父親を支えてきました。
今は、亡き父の遺志を継いで監督になりました。
胸のペンダントには、高峰さんが亡くなる1週間前の写真と遺骨が収まっていて、肌身離さずつけているといいます。
「趣味もバレーボールの話も、何もできなくなったのが本当に悔しくて。近くで父親を感じたいというのが1番大きい」(高峰さんの四男・20歳)
事故の原因は「ながらスマホ」

この事故では、大型トラックを運転していた広島県安芸高田市の元トラック運転手、水谷水都代被告(54)が過失運転致死の罪で起訴されました。
事故の原因は「ながらスマホ」とされ、裁判で検察側は「約13秒間わき見をしながら運転していた」と指摘しました。
「大きなトラックを片手で運転して、どうしたらそういうことができるのか。(被告は)自分は絶対に事故を起こさないという過信があったのか」(高峰さんの妻)
裁判は、8月31日に被告人質問が予定されています。


