晴れでも雨でも使える「晴雨兼用傘」が人気 デパートでは売り場面積を2倍に拡大した「傘フェス」 男性も日傘をさすのが一般的に 名古屋

これから訪れる梅雨や暑い夏に向け東海地方最大級の「傘フェス」が名古屋のデパートで始まりました。品ぞろえには「名古屋ならでは」の特徴があるそうです。
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ジェイアール名古屋タカシマヤで、28日から始まったのは「傘フェス」。需要の高まりを背景に傘の売り場面積を2倍に拡大して初開催。約2000本の傘が並んでいます。
(ジェイアール名古屋タカシマヤ 廣島亮介さん)
「雨傘はもちろん、いまは晴雨兼用傘も人気」
晴れでも雨でも使える「晴雨兼用傘」は、売り場の約7割を占めるといいます。中でも人気なのは…
(ジェイアール名古屋タカシマヤ 廣島亮介さん)
「こちらの傘は内側に白の生地を使っているのが特徴」
さしている時でも、肌が明るく見えるように内側が白くなっている日傘。紫外線は99%以上カットできるそうです。また、品ぞろえには“名古屋ならでは”の特徴があるようで…
(ジェイアール名古屋タカシマヤ 廣島亮介さん)
「フリルの傘が人気。名古屋のお客様は上品なものやエレガンスなものをお好みになるので、こういった“たたずまい”のものはすごく人気」
男性用の日傘コーナーも充実
フリルがついたかわいらしいデザインの傘。兵庫県の人気ブランド「芦屋ロサブラン」の商品で、紫外線カット率は100%と機能面でも優れているということです。この「傘フェス」には、1週間限定の登場とあって開店から多くの人でにぎわっていました。
(買い物客)
「芦屋ロサブランが店舗が遠いので、こういうときじゃないと実物が見られない。フリルがついているのが、かわいくていいかなと」
ほかにも「傘フェス」には男性用の日傘コーナーも。女性用の日傘の幅は50センチのものが多いということですが、しっかりと日光を防ぐことができるよう、幅55センチから60センチのものまで取りそろえています。
(ジェイアール名古屋タカシマヤ 廣島亮介さん)
「これだけ日差しが強いので、男性のお客様も日傘をさすのが一般的になってきた。3月くらいから日差し対策(を求める)声をいただいているので、お客様のニーズに応えていきたい」
熱中症対策で経営者に緊急説明会
暑さ対策が進む一方、心配なのは「熱中症」。名古屋市中区で開かれたのは、企業の経営者らに対する緊急説明会です。
(労働安全衛生コンサルタント 各務博幸さん)
「(高温多湿な作業場所では)休憩所を必ず設置してくださいと。塩分、飲料水を備えなければならない」
実は6月1日に国の規則が改正され、気温や暑さ指数が一定の条件を満たす職場で熱中症対策が義務化されます。去年のような異常な暑さがやってくる前にできる備えは進めておきたいものです。