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愛知県の男性(21)の情報で摘発 日本人拘束のカンボジア特殊詐欺拠点 愛知県警が捜査員を派遣へ

05.29(木)23:31
カンボジアで見つかった特殊詐欺の拠点で、20人以上の日本人が拘束された事件で、愛知県警が捜査員を現地に派遣する方針を固めたことがわかりました。
警察庁によりますと、27日、カンボジアの捜査当局が北西部・ポイペトの特殊詐欺拠点を摘発し、日本人20人以上を拘束しました。
この施設をめぐっては、愛知県に住む男性(21)の「日本人が特殊詐欺をやっている」という情報が摘発のきっかけになったということです。
愛知県警の捜査関係者によりますと、男性は去年12月、大手求人サイトのアルバイト募集に応募し、カンボジアに入国しました。
その後、ポイペトの特殊詐欺拠点で、およそ8人の中国人の管理下で警察官をかたる特殊詐欺に加担し、「かけ子」をしていたとみられています。
男性は今年1月上旬に帰国したということです。
愛知県警は男性を任意で詐欺の疑いで捜査するとともに、カンボジアへ捜査員を派遣し拠点の実態解明を進める方針です。