春のセンバツ高校野球で躍動した愛知の中京大中京。60年ぶりの頂点を目指し、奮闘したナインたちを追いました。
【写真を見る】「おかずを3時間かけて下宿先に…」 中京大中京 食べて鍛えて挑んだ春のセンバツ・準決勝 60年ぶりの優勝目指し躍動
甲子園の勝利数は、春夏通算140勝(歴代1位)。センバツ優勝回数は4回を誇る愛知の強豪・中京大中京。
ところが1966年以降、センバツの頂点からは遠ざかっています。その上…
(松田知輝選手)
「圧倒的に対格差で負けた」
(田中大晴選手)
「コールド負けを想定していなかったので、悔しさがめちゃめちゃ残った」
去年の秋はなんと、全国大会初戦で屈辱のコールド負けを経験。しかし、ことしのチームは…
(中京大中京 高橋源一郎監督)
「(野球に)前向きに取り組める選手が多いので、鍛えがいがあるチーム」
空腹時間は作らない! 食べて鍛えて体づくり
鍛えがいがある選手たちぞろい。ということで、雪辱を果たすべくこの春に向けて行ってきたのが…体づくり。
空腹の時間は作らない、練習の合間も、とにかく食べまくる!
もちろん昼ごはんもガッツリ食べます!
(津末駿晄選手)
Q.ご飯の量はどれくらい?
「650グラムくらい(茶碗4杯以上)」
とは言え、最初はなかなか量が食べられなかったという、キャッチャーの津末駿晄選手。そこで、しっかり食べられるように母はこんな工夫を…
(母・安希さん)
「ゆかりや鮭が好きなので好きな具材を入れるようにした」
3時間かけて下宿先に「おかず」を…
こちらは好き嫌いが多いという、エースの安藤歩叶投手。そのため…
(母・亜以子さん)
「好きなおかずを週2回クーラーボックスに入れて、(下宿先に)3時間かけて届けていた」
食べた分のエネルギーは…しっかり筋肉に変え、パワーをつけます。
強豪・智弁学園に挑んだ準決勝
秋からみっちり鍛え上げた体で挑んだ春のセンバツ、30日の準決勝。強豪・智弁学園相手に中京大中京は、1回から攻めます。もりもりご飯を食べて成長した4番・荻田翔惺選手!
見事なライト前ヒットで先制のチャンスを作りますが、後続が打ち取られ、得点ならず。
しかし3回、1アウト3塁のチャンスで3番・神達大武選手!
犠牲フライで1点を先制!投げては安藤投手が…5回まで相手打線をぴしゃりと抑えます。
(安藤投手の母・亜以子さん)
「大丈夫かと心配だったんですけど、なんとか…ホームランを秋に3本打たれて、それがあったからこそ一緒に頑張ろうという感じで(やってこられた)」
「冬の体づくりの成果は出た」
ところが試合後半、3試合で無失点と好調の2番手・太田匠哉投手がつかまり、勝ち越しを許してしまいます。
なんとしても追いつきたい中京大中京。ドラゴンズのチャンステーマでアルプスも懸命にエールを送りますが…29年ぶりの決勝進出とはなりませんでした。
(安藤歩叶投手)
「秋通用しなかった真っすぐでどんどん勝負していって、空振りを取れたのは成長したと感じる。秋終わってからごはんに連れて行ってくれたり、(よりサポートが)増えて、そこは(家族に)恩返ししたいなと思っているし、力になっていると思う」
(荻田翔惺選手)
「(2回戦で)ホームランも出たし、冬の体づくりの成果は出たと思う。(夏は)筋肉量を上げてもっと鋭いスイングができるように頑張りたい」
Q.もっと食べる?
「食べて動いてやっていきます」
この悔しさをバネに、次の夏こそ、頂点へ!中京大中京の挑戦はまだまだ続きます。


