「船舶同士の衝突事故が多い海域 見張りを怠っていた可能性…」 2人死亡 三重・鳥羽沖の船の衝突事故で専門家は

2人が死亡した鳥羽沖の船の衝突事故。今回の事故について海上保安庁に長年勤めた、日本水難救済会 遠山純司理事長に聞きました。

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(大石邦彦アンカーマン)
「まず、今回事故が起きた場所なんですけども交通の要所としても知られています。やはり事故が起きやすい場所ではあるんでしょうか?」

(日本水難救済会 遠山純司理事長)
「このあたりは船舶同士の衝突事故、船舶の海難事故が多い海域として知られています。伊勢湾から西の方、瀬戸内海とか九州方面、それから東の方は東京湾とか、比較的大型の船が常時ここは通行する“航路筋”に当たるので、日本の中でも比較的通行船舶が多い海域だと言えます」

「100メートル前で発見しても間に合わない」

遠山さんによると、船は車と違い、危険を察知してすぐに回避することはできないといいます。

(日本水難救済会 遠山純司理事長)
「陸上のように早期にハンドルの操作が曲がる方向に作用しない。衝突する恐れがある船を例えば100メートル前で発見しても、もう舵を切っても間に合わない」

しかし注意して操縦していれば、今回の事故は防げたのではないかと指摘します。

「死角に入る前に相手船を確認できた可能性は十分にあった」

(日本水難救済会 遠山純司理事長)
「今回の場合、この遊漁船も比較的大きさがありますし、それから視界が非常に良い状況だったというふうに聞いてます。ですから、相当の注意義務を持って操船していれば、死角に入る前にこの相手船を確認できた可能性というのは、十分にあったなというふうに考えています。これは漁船だけではなくて両船、貨物船も含めて、見張りをしっかりやっていたかどうかというところをポイントになりますし、それを怠っていた可能性というのはあると思います」

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