ため池に生える水草が、地球温暖化対策につながるかもしれません。
2026年度から、豊明市は愛知教育大学の渡邊教授や豊明高校天文科学部の生徒と連携し、「ため池ブルーカーボン事業」の実証実験を進めています。
「ブルーカーボン」とは、海や池などの水辺にある植物が光合成によって二酸化炭素を吸収して蓄えた炭素のこと。
豊明市は市内にある約40か所のため池をいかして、ため池の水草がどれほどの二酸化炭素を貯留できるかを調べています。


実験では、今年7月に高校生たちがため池の水草を採取。採取した水草を乾燥させたうえで、市内にある浄化センターで保管します。
10月中には、乾燥させた水草の重さを測り、ため池に自生する水草がどれだけの二酸化炭素を吸収し、長期的に貯留できるかについて、調査するということです。

愛知教育大学 渡邊幹男 教授:
「この活動には目的が2つあり、1つは『ブルーカーボン』ということで、地球温暖化の影響を防ぐために、炭素固定を目指して水草を取り除きます。もう1つは、水草を取り除くことで水質浄化につなげ、生物多様性の保全を目指します。
今回、高校生にも参加してもらうことで、環境教育の一環にもなっています。
今後は採取した水草に『どのぐらいの量の二酸化炭素が固定されているか』や、ため池の水質の変化などを検証していきます」

記者:
「水草は重いですか?」
参加した高校生:
「水分を含んでいて重いですが、活動が環境保全につながると思うと、重いことは気にならないです。頑張れます!」
高校生が4コマ漫画でPR

また、この実証実験を市民に周知しようと、市は「広報とよあけ」でブルーカーボン事業のページを作成。
豊明高校イラストレーション部が作成した4コマ漫画とイラストが使われています。


イラストを描いた生徒:
「ブルーカーボンが分からなかったので調べて、分かりやすく説明できるように意識して描きました。温暖化対策にもなると初めて知って驚きました。」
「広報とよあけ」は、市のHPなどから見ることができます。


