
スピード、フィジカル武器にJリーグに挑戦 名古屋高校・山下翔大選手J2水戸ホーリーホック入団内定会見

2025年8月27日、名古屋市東区の名古屋高校で、J2水戸ホーリーホックへの入団が内定した山下翔大選手(17)の会見が行われました。
Jリーグの新たなスピードスターを目指す

「プロの世界はとても厳しいと理解している。スピードを生かしていきたい」と、緊張の面持ちながらも堂々と宣言した山下選手。17歳のサイドアタッカーの強みは50メートル走5秒86のスピードです。水戸の柏葉涼太スカウトは「シンプルにめちゃくちゃ速い。強い。前に行ける。サポーターが見てもワクワクできる選手だと思う」と評価します。
スピードだけでなくジャンプ力などフィジカルにも優れています。垂直飛びでは74センチを記録。チーム内には身長が180センチを超える選手もいるなか、173センチの山下選手がチーム最高到達点をマークするほどだといいます。こうした体づくりは、サッカー部が力を入れるフィジカルトレーニングと、食事が支えてきました。
山下翔大選手:
「とにかくたくさんごはんを食べます。茶碗で7杯。母が作ってくれるカレーが好き」
名古屋高校の山田武久監督はフィジカルだけでなく”性格”も山下選手の特長だと話します。「近年では珍しく勝気な性格。さらに磨きをかけ、その性格をどこまでプロで表現できるか」と言えば、山下選手は「負けず嫌い。プロの世界は貪欲に行かないと生き残れない」と先を見据えていました。
2023年度の全国高校サッカー選手権では、初出場ながらベスト8に進出し、鮮烈な印象を残した名古屋高校。山下選手も年末の選手権出場に向け並々ならぬ思いで愛知県予選に臨みます。
山下翔大選手:
「2024年はけがをしていて準決勝から復帰したがそこで敗退。2025年は自分もチームもめちゃくちゃ気持ちが入っている。全国に出るのは自分にとってもレベルアップできる。プロに向けてレベルアップすることは急務」
高校生活最後の選手権出場を果たし、その経験と実績を持ってプロの世界へ飛び込みたいと意気込みます。