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沖縄戦から80年 「慰霊の日」 書道家が子どもたちに戦争の怖さや平和の大切さを語る

06.23(月)12:06
80年前、20万人以上が犠牲になった沖縄戦の「慰霊の日」を迎え、東海地方でも子どもたちが平和を祈りました。

『沖縄慰霊の日』の23日、名古屋市内の幼稚園では、書道や絵を通して、平和を訴えてきた大津定信さん(87)を招き、子どもたちに戦争の怖さや平和の大切さを語る会が開かれました。
書道家 大津定信さん:
「喜屋武岬という一番南の崖の上に平和の塔というものがあります」
80年前、激しい地上戦が繰り広げられた沖縄戦では、民間人を含め20万人以上が犠牲になりました。

今年は、沖縄戦で最後の激戦地となった糸満市の喜屋武岬の砂を混ぜた炭を使い、縦横5メートルの半紙に「平和の礎(いしじ)」の文字を書き上げました。
書道家 大津定信さん:
「戦争はしないこと、鉄砲のたまや力ではおさえないこと、話し合いでやる。そんなことが大事だと思ってます」
最後は、大津さんと子どもたちが、詩を読み上げ、全員で平和を祈りました。