まもなくゴールデンウィーク、さらに夏休みなど大型連休…旅行の計画を立てるとき、「航空券をいつ買えばいいのか」と悩んだことはありませんか。さらに、中東情勢の影響はあるのでしょうか。早く買いすぎても不安、かといって後回しにしていたら高くなってしまうという経験を持つ方もいるでしょうか。そんな疑問を旅行のプロに聞きました。

今回は、海外専門旅行会社ジェイエスティの代表取締役社長・後藤寛さんに、プロの視点から航空券の賢い買い方、そして後悔しないための秘訣についてを聞きました。
まず、航空券の価格は“需要”と“供給”のバランスで変動する価格変動制。
そのため、「この日が絶対安い」という法則はありません。
後藤さんは、全体的な目安として「早すぎず、遅すぎず“2〜4カ月前”が黄金ゾーン」と話します。
ただし、後藤さんが強調するのは、単純に安い日を狙うよりも「希望する体験を軸に日程を組み、その中で最適化する」という考え方です。
価格だけを優先して日程を決めてしまうと、結果的に満足度が下がることもあります。
まずは「どんな旅をしたいか」を明確にしてから、航空券の購入タイミングを検討することが重要だといいます。
GW・夏休み・年末年始は、早く予約するほど有利

気になるのが、GWなど、大型連休などの日程の航空券の価格。
ハイシーズンの価格は高いイメージがありますが、後藤さんによると「海外航空券は航空会社によっても異なるが、大体365日前から予約が可能で、早く買えば買うほど安いのが事実」と話します。
実際に、毎年年末年始にハワイへ旅行するお客様の中には、帰国直後に翌年の予約を済ませる方もいるそうです。
その場合、出発2カ月前に購入した方と比べて、航空券の価格が「倍以上の開き」になることもあると後藤さんは言います。
大型連休の旅行を考えているなら、できる限り早い段階で予約を検討することが得策だそうです。
燃油サーチャージの値上げ「4〜5月」の購入がおすすめ
中東情勢の緊迫化を背景に重油価格が高騰し、燃油サーチャージ(航空券に加算される燃料費の割増料金)の値上がりが懸念されています。
この状況について後藤さんは、「今は早めが有利」と明確に述べています。
日本の燃油サーチャージは、国の認可が必要な仕組みのため、価格への反映に時差があります。
後藤さんによると、4〜5月の購入時点での燃油サーチャージには、前年12〜1月のジェット燃料価格が反映されています。
今回の中東情勢の影響が燃油サーチャージに反映されるのは6〜7月の購入分からになるため、4〜5月の間に購入するのがおすすめとのことです。
一度値上がった航空券は、基本的に下がらないため、値上げ前に確定することが賢明だといいます。
中東情勢の緊迫化、旅行への影響は?
さらに、燃油サーチャージの値上がりの要因となっている、中東情勢の緊迫化に関して、旅行業界への影響についても聞きました。
確かに注視すべき重要な要素である一方で、現在の世界の航空ネットワークは非常に柔軟であり、状況に応じたルート変更や代替手段の確保が可能で、今回の事象も全体から見ると局地的な影響にとどまっており、適切な判断により多くの渡航先は問題なく案内が可能と話します。
今、セントレア発で行くならここ!

最後に、東海地方の空の玄関口である中部空港(セントレア)からお得に行ける旅行先についても聞きました。
後藤さんがおすすめするのは、中部空港から直行便が就航している以下2つのエリアです。
・ 東南アジア(ベトナム・タイ)
コストを抑えつつ、リゾート・グルメ・観光をしっかり楽しめる“外さない”人気エリア。初めての海外旅行にもおすすめ。
・ハワイ
価格は上がっているものの、早めに予約すればお値打ちに購入できるチャンスがあります。安心感と満足度の高さは抜群。
旅行の満足度を高めるためにも、「希望する体験」を起点に計画を立て、早めに動くことが鍵になりそうです。
(メ~テレ 杉浦佐和子)


