カンボジアの拠点で特殊詐欺に加担したとされる日本人のかけ子29人の内、30歳の男に名古屋地裁は、実刑判決を言い渡しました。
起訴状などによりますと中川昌樹被告(30)は、仲間と共謀し、去年5月、カンボジア・ポイペトの特殊詐欺拠点で、愛知県の男性から現金805万円をだまし取った罪などに問われています。
中川被告は被害者に対し、「携帯電話が不正に契約されている」などとうそをつき、警察官になりすました他の人物への電話を誘導する「カスタマーセンター職員」の役割を担っていたとされています。
23日、名古屋地裁で開かれた判決公判で岩崎理子裁判官は、「被告人は従属的な立場であるものの、被害者が犯罪に加担しているとうそをつき、その恐怖心につけ込む卑劣で悪質な犯行」などとして、中川被告に懲役5年と罰金150万円の判決を言い渡しました。
また、裁判の中で、中川被告は「金輪際こういった犯罪行為には加担することなく生きていこうと思う」と述べました。


