SNSで「手軽に稼げるバイトがある」と突然誘われ、その後、現金80万円を失うことになった大学生。SNSを悪用した巧妙な手口とは?
【写真を見る】「手軽に稼げるバイトある」見知らぬ女からのメッセージ… 80万円を失った大学生が証言 SNSを悪用した巧妙な手口とは
(被害に遭ったAさん 21歳)
「絶望的でした。人生で初めて詐欺にあって、友人にも言えないし親にも心配をかけたり失望されるのが怖くて、誰にも言えずに1~2か月過ごした。詐欺に遭った絶望感や悩みが大きくて、行動ができていなかった」
愛知県内に住む、大学4年生のAさん(21)。去年3月、自身のインスタグラムに届いた見知らぬ女からのメッセージが事の発端でした。
(インスタグラムのメッセージ)
「愛知の方ですかー??」
「前話してたバイト、一緒にやろーよ!」
持ちかけられたのは、コンビニの新商品を試食しSNS上でレビューを書いてほしいというアルバイトです。
甘い言葉で誘い出し… 車で消費者金融へ連れて行かれ借金
自身のブログやSNSなどに商品レビューを投稿するなどして企業の広告を掲載し、閲覧者が商品の購入やサービスの利用などを行うことで報酬が得られる成果報酬型広告は、『アフィリエイト広告』と呼ばれています。
今回、Aさんは「1件あたり3000円の報酬がある」などという甘い言葉に誘われ、アルバイトの面接官を名乗る男性と実際に会って話をすることになりました。
そのときの状況をこう話します。
(被害に遭ったAさん)
「(面接官は)ブランドのものを身につけていた。『興味あるのでやってみたい』と話をしたら、『車に乗って』と言われて消費者金融に連れて行かれた」
面接官を名乗る男性は「アルバイトを始めるための契約料が必要」などと話し、Aさんに消費者金融で現金80万円の借り入れをさせ、それを受け取りました。
現金を渡した後、音信不通に…
しかしその後、男性とは音信不通になりました。
(被害に遭ったAさん)
「(自分が被害に遭うとは)まったく思っていなかったです。自分は大丈夫だと思っていたし、詐欺をされる側になってしまうと周りが見えなくなる」
相談を受けた警察は、ことし7月に男2人を逮捕。その後、2人には契約書を渡さなかった特定商取引法違反の罪で、罰金40万円などの略式命令が出ています。
(愛知県警 生活経済課 神藤一成警部)
「会ったことのない親しくない人からのSNSのアプローチに対して、信用しないということを覚えておいてほしい」


