6月6日と7日の2日間、名古屋市緑区で「有松絞りまつり」が開催されました。まつりでは400年以上の歴史を誇る伝統工芸「有松・鳴海絞り」の浴衣や小物などの販売や、自分だけの作品が作れる「絞り体験」も参加可能。上釜アナウンサーが祭りの魅力をたっぷりとお伝えします。
江戸時代から400年以上続く伝統工芸「有松絞り」

--伝統的な技法で知られる有松絞り。有松絞りとは布に糸を巻き付けたり、縫い付けたりした後に染色をすることで美しい模様が浮かび上がる伝統的工芸品です。なんと江戸時代から400年以上続いている技術だそうです。そんな有松絞りを多くの方に知ってもらおうと、6月6日と7日の2日間、有松地区では第42回有松絞りまつりが行われました。会場では有松絞りの展示販売のほか、浴衣のレンタルも行われました。会場では、自分オリジナルの有松絞りを作る体験も可能です。今回はリポーターが手蜘蛛絞りの体験に挑戦しました。

手蜘蛛絞り体験 赤坂悦子さん:
「頑張って作っていきましょう。作るのは手蜘蛛絞りの全巻きという柄になります」
体験したのは手蜘蛛絞りの全巻きという柄。蜘蛛の巣のような模様が浮かび上がるのが特徴で、それが名前の由来にもなっています。
職人に教わる「手蜘蛛絞り」体験

--早速作っていきます。どうしましょう。
手蜘蛛絞り体験 赤坂さん:
「では、糸端を下から人差し指で押さえまして」
--人差し指で押さえて、布をちょっと折り曲げて傘のような状態にしています。そして?
手蜘蛛絞り体験 赤坂さん:
「2本で糸が巻いている管を持って、上から落としていきます。残り3本の指で受け取ります」
--布の後ろ側に回して。くぐらせていく。
手蜘蛛絞り体験 赤坂さん:
「スタートの地点は2、3回同じ位置を巻きます」
--結構ギュッと締めた方がいいでしょうか。
手蜘蛛絞り体験 赤坂さん:
「1周ごとにギュッと引きます。1回巻くごとに親指で押さえると糸が緩んできません」
--3回巻きました。
手蜘蛛絞り体験 赤坂さん:
「巻きましたね。あとは5ミリピッチで上にだんだん巻き上げていきましょう」
--5ミリ間隔(ピッチ)を目安に、等間隔で綺麗に巻いていくのがコツだといいます。
手蜘蛛絞り体験 赤坂さん:
「等間隔で綺麗に巻けると、綺麗な柄ができます」
--等間隔ですね。5ミリでできているのでしょうか。ちょっと太い気もします。
手蜘蛛絞り体験 赤坂さん:
「大丈夫です。その感覚でいきましょう」

--なるべく力をギュッと込めて絞っていった方がいいんですかね。
手蜘蛛絞り体験 赤坂さん:
「緩まないようにしてください。1回ごとに人差し指で、左の人差し指、親指で押さえていきます」
--糸を縛っているところには色がつかないということになるんですよね。
手蜘蛛絞り体験 赤坂さん:
「入らないです」
染め上がりと職人が語るお祭りの魅力

--この調子で、有松絞りを完成させていきます。少し前に絞り終わって、今色をつけていただいています。もうすぐ完成です。私の有松絞りはどうなったんでしょうか。
手蜘蛛絞り体験 赤坂さん:
「染め上がりました」
--うまく色がつきました。オレンジにしていただいています。これをどうやって開いたらいいんでしょうか。

手蜘蛛絞り体験 赤坂さん:
「根元のところ、生地に穴だけ開けないように糸だけカットしてください。ハサミを入れた部分から、徐々にほどけていきます」
--ちゃんと糸で縛っていた根元の部分が、染まらずに白く残っています。糸をとっていきます。きつめに糸を巻いたので外すのもちょっとひと苦労です。

手蜘蛛絞り体験 赤坂さん:
「きれいにできています」
--私の有松絞り、できました。
手蜘蛛絞り体験 赤坂さん:
「いいですね。細かく巻いていただいたのでとてもきれいに柄が入っています」
--嬉しいです。


