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「絵画の中の文字」に注目した展覧会 言葉として判読できなくても町の雰囲気を表現 メナード美術館

07.09(水)18:57
いつもは、展覧会ではあまり注目されない「絵画の中の文字」に着目した展覧会が愛知県小牧市のメナード美術館で開かれています。
洋画家の佐伯祐三がパリの街角を描いた「街角の広告」という作品です。広告の文字は細く鋭く描かれ、言葉としては判読できないものもありますが、線の動きやリズムで雑然とした町の雰囲気を描き出す効果を出しています。
こちらはフランスの画家アンリ・マティスの切り絵作品「ジャズ」から「ロワイヤル氏」です。人物の横顔が白く浮き出た右側の絵に添えて、左側に書かれた「このページは私の色彩の伴奏となる」という自筆の文字が一体感を出しています。
会場にはそのほかにも日本画や彫刻など65点が展示されています。夏休みの企画のため、美術の宿題に取り組む学生は入館料が半額になるということです。この展覧会は9月23日までです。