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担当医師が病歴を失念 治療を受けていた女性患者が死亡 名古屋大学医学部付属病院

05.28(水)19:15
名古屋大学医学部付属病院で治療を受けていた女性患者が、担当医師が病歴を失念したことなどにより、死亡していたことがわかりました。
病院によりますと、死亡したのは2008年から関節リウマチの治療を受けていた女性患者(死亡当時70代)です。
女性患者は投与されていた免疫抑制剤などの影響で過去に感染したB型肝炎ウイルスが再び活性化し、2021年6月に肝不全で死亡しました。
外部の専門家を中心とする調査委員会が先月まとめた報告書によりますと、担当医師は女性患者の感染歴を失念していました。このため肝機能の悪化などウイルスが再び活性化した兆候が出ていたにもかかわらず見過ごしていました。
病院側は早期に異常を把握していれば死亡を回避できたとして、損害賠償する方針です。