
“誤配送”の置き配が警察に!? 利用が増加する「置き配」…持ち込まれるケースが5年で7倍に急増 期限過ぎるとどうなる?

利用する人が増える「置き配」、一方で警察が困る事態が急増しています。

コロナ禍以降に利用が増えた置き配。
置き配を利用した人:
「対面ってなると学校があって時間がなかなかない。出かけていても置いてあるだけだから楽」「対面せずに置いてくれるのとメールで『届きました』と通知が来る。大変助かっています」
配送業者が行った調査によると、約8割の人が「置き配を利用したことがある」と答えました。
ただ、メリットがある一方、思わぬトラブルもあります。
置き配を利用した人:
「(トラブルは)実家の母親がありました。マンションで上の階の人の荷物が届いちゃった。宅配ボックスを開けたら注文していない荷物があって あれ?って」
身に覚えのない荷物が置かれる「誤配送」。その影響で今、意外な場所に異変が起きています。

記者:
「一宮警察署内に並べられた荷物なんですが、小さいものから中には、こういった大きいものまであります。これらの荷物、全て落し物として保管されているものだということです」

置き配で間違った住所に届けられた荷物。受け取った人が警察に持ち込むケースが急増しているといいます。
一宮警察署 伊藤暢高 課長:
「5年前と比較すると、約7倍に増えています」
2020年は16件だったこうした荷物ですが去年は115件。過去には、テレビが持ち込まれたこともあるといいます。

しかし、なぜ警察署に持ち込まれるのでしょうか?
一宮警察署 伊藤暢高 課長:
「発送元の事業者の連絡先が記載されていない場合が多いため、届けられた方も困って警察署に届けにくるのだと思う」
誤配送の荷物についてどこに連絡していいか分からず、警察署に届けられるケースが多いのでは、といいます。
警察は業者に連絡していますが…。
一宮警察署 伊藤暢高 課長:
「ほとんどの場合が回収することができないという回答。警察署での保管場所にも限りがありますし、業者の方に引き取っていただきたい」
こうした荷物は、3か月間「落とし物」として保管され、その後、売却、または廃棄されるということです。
誤配送の荷物を受け取った場合は、荷物の伝票に通販会社や配送業者の電話番号やHPの問い合わせフォームが書かれていればそちらに連絡を入れるようにお願いします。
【中京テレビ 「キャッチ!」 5月19日放送より】