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三重・亀山市の「濁り水問題」 水質検査の結果 安全性を確認 給水所や温泉の無料利用も13日で終了

11.13(木)13:42
三重県亀山市で発生していた水道水の濁り水問題について市は11月12日、水質検査の結果、水道水の安全性を確認できたと発表しました。
この問題は、同月1日に市民から「水道から出る水が濁っている」との通報が相次いだもので、市内10地区約2700世帯に被害が広がっていました。
市が実施した水質検査では、濁り水が発生した地域のすべての検査項目で、水道法上の水質基準を大幅に下回る数値を確認。定期検査の結果と遜色なく、水道水の安全性が完全に確保されたということです。
この結果を受けて市は、阿野田町公民館など市内4カ所に設置していた給水所を13日午後5時をもって閉鎖。また、総合保健福祉センター内「白鳥の湯」の無料利用も同日で終了します。保育園や小学校の給食も順次、通常提供に戻る予定です。
対象地域の水道料金について、11月の水道利用料金から10立方メートル分(約10日分)の減額が行われます。
濁り水の原因は、水道管内部の鉄サビがはがれた可能性が高いとみられていますが、現在も判明しておらず、今後、日本水道協会などの専門機関に詳しい調査を依頼するとしています。
亀山市の櫻井義之市長は「この度の事案を踏まえ、さらに安全安心でおいしい水道水が安定供給できるよう、全庁あげた取り組みを進めてまいります」とコメントしています。






